鍋で野菜をゆでて、卵焼き器で卵焼きを作って、フライパンで炒めものを仕上げて……って気づいたら洗いものがいっぱい(汗)!!
というお弁当作りの朝、ありませんか?
そんな煩わしさを一気に解消するのが、人気料理研究家・藤井恵さんが編み出した技。
その名も、
「卵焼き器で3品弁当!」です。これさえ覚えれば、お弁当作りがとってもスムーズになりますよ~!
藤井恵さんのお弁当作りは、4つ違いの2人の娘さんのため。
なんと、15年も続いたのだとか! 日々忙しく仕事をしながらいかに効率よく、おいしいお弁当を作るかを考えた末、たどり着いたのがこの技だったとか。
<野菜をゆでる、卵焼きを作る、肉や魚を焼く〉 を、卵焼き器1台で。 この繰り返しで、15年を乗り切ったそう。 では早速、作り方をご紹介します!
卵焼き器で1つで完成する[鶏の照り焼き弁当]
材料(1人分)
●鶏の照り焼き鶏ももこま切れ肉……100g
<下味>
しょうが汁、片栗粉……各小さじ1
<甘辛だれ>
しょうゆ、酒……各大さじ1/2
砂糖、みりん……各小さじ1/2
サラダ油
●にんじんのみそ卵焼き卵……1個
にんじん……30g
だし汁(または水)……大さじ1/2
みそ サラダ油
●ブロッコリーの塩ゆでブロッコリー……1/6株
塩
ご飯……適宜
下ごしらえ
・にんじんはラップに包んで電子レンジで1分ほど加熱し、さめたらすりおろす。ボールにみそ小さじ1/2とともに入れてだし汁で溶きのばし、卵を割り入れて混ぜる。
・鶏肉にしょうが汁をもみ込む。
・ブロッコリーは小房に分ける。
作り方
【1】「ブロッコリーの塩ゆで」を作る
卵焼き器に水1カップと、塩小さじ1を入れて中火にかけ、煮立ったらブロッコリーを加える。ときどき返しながら40~50秒ゆで、ペーパータオルに取り出して水けをきる。
【2】「にんじんのみそ卵焼き」を作る
卵焼き器の湯をあけて水けを拭き、サラダ油小さじ1/4を塗って中火で熱する。卵液の1/2量を全体に流し入れ、表面が乾いたら手前に巻く。奥に寄せ、あいたところにサラダ油小さじ1/4を塗って残りの卵液を流し入れ、奥の卵焼きを持ち上げながら全体に広げる。同様に手前に巻き、取り出す。粗熱が取れたら3等分に切る。
【3】「鶏の照り焼き」を作る
鶏肉に片栗粉をもみ込む。卵焼き器にサラダ油小さじ1/2を中火で熱し、鶏肉を入れて全体がこんがりとするまで3~4分焼く。甘辛だれを加えて全体をからめ、取り出す。弁当箱にご飯、鶏肉、卵焼き、ブロッコリーを詰める。
完成!(写真は、自家製ふりかけ<カリカリ梅ひじき>をのせてます~)
この技、お弁当だけでなく、ふだんのご飯作りにも役立つもの。
卵焼き器は卵焼きを作るためだけのものではない! そんなちょっとした発想の転換で、料理がぐっとラクに、そして、楽しいものになりそうですね。
(『オレンジページ』2018年4月2日号より)
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