少し前の朝、皮膚のかゆみで目を覚ましました。見れば、ふくらはぎ、腹部、背中、二の腕に赤い斑点が1つ、あるいは2つずつ。「もしやダニ⁉」
そこで先日、蕁麻疹の治療で出かけた皮膚科で耳にした話を思い出しました。先生によれば、
「梅雨の湿度が高い時期、気温がやや下がった夏の終わり~秋にかけてがダニの繁殖時期という定説は今の時代にそぐわない」というのです。
ダニは、フケやカビなどのえさ、適度な湿気と温度という条件がそろうと繁殖するため、前述のような梅雨や夏の終わりなどに発生していたのだそうです。でも、最近は住宅環境がよくなり、気密性や断熱性が高くなり、また加湿器を使う家も少なくない。それで、1年じゅう生息しているようになったとか。
中でもエアコンいらず、気温室温ともにちょうどいい秋には、ダニが冬や夏以上にぶわっと増殖しているそう。
ぜったい、私のこの赤い斑点はダニによるものに違いない!
それで慌てて購入したのが、これです。
●無印良品 置くだけダニ捕りシート 3枚入り 1290円
商品紹介ページ※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取扱いしていない場合があります。
ふとんやカーペットの下などに置いておき、ダニを捕獲するシート。ダニをシートに閉じ込めて、逃がさないそうです。わが家には子どももペットもいて、私自身、のどがあまり強くありません。ダニ関連の商品の殺虫成分は心配ですし、錠剤やスプレー、煙式などにはどうしても抵抗がありました。でもこの無印良品のダニ捕りシートは、殺虫成分のかわりに食品由来の成分使用とか。迷わずゲットしました。
ひとつひとつのサイズは12×15cm。
ダニがもぐりたくなる特殊な不織布カバーの中は層になっていて、中心にダニをキャッチして逃がさない粘着シートが仕込まれている構造。
1週間で44万匹のダニを捕獲するとパッケージに記されているので、頼らない手はありません。
一度潜り込んだら、二度と外には出てこれなさそうな見た目に信頼度は上がります。
ものは試しとそっと顔を近づけてみると、ほのかに梅ジャムに似た香りがしました。あくまで個人の見解ですが、参考までに。
取り換えの目安は3ヶ月。使用開始日、取り換え目安日を記入できるシールも付いていましたので、これをシートに直接貼り付けておきます。
使用量の目安として、シングルベッド、2人がけソファに1~2枚。
家族3人、それぞれがシングルベッドに寝ている我が家。たとえば娘のベッドを例にお見せするとこんなふうに中心あたりに間隔を空けて置くことにしました。
適した場所がどこか迷いましたが、ベッドの上方から下方からダニを真ん中に引き寄せて捕獲しようということで、この位置を選びました。
ほか夫や私のベッドにも同様に。
フケがダニの好物とも聞くので、念のため、枕の下にもセット。殺虫成分不使用で、気になるにおいもないと、安心してこうした場所に置くこともできます。
と、ダイニングチェアの座面とクッションの間にも。カバーのファスナーを開けて中に仕込みます。
シートタイプは場所を選ばずに挟み込んだり、敷いたりしのばせたり……ができて便利ですね。
これから訪れる冬は気温が下がって空気が乾燥するので、ダニがやや生活しにくい時期です。いまから冬の間にダニを退治し、ふたたび気温の上がる春のダニの発生を抑制できることにつながるといいなと思っています。
中嶋茉莉花
フリーランスエディター。大手出版社勤務後、独立。ファッション編集部出身だが、最近はライフスタイル企画を中心に、食企画も多く担当。仕事を通して出会う方々のすまいやキッチンで見つけたアイデアを参考にして、100円ショップでは重箱の隅をつつき、高見えするグッズを探しています。
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