夏のお楽しみ、生のとうもろこし。
甘みと食感を楽しむなら、「かき揚げ」にするのがおすすめです。とはいえ、油でベトベトになったり、まとまらずバラバラに揚がったり……難しいイメージもありますよね。
そこで、
「サクサク食感を保証する簡単ころも」と「上手に揚げられるコツ」をていねいに解説! これでとうもろこしのかき揚げに失敗することがなくなるはず。ぜひ試してみて。
サックサク保証!『基本のころも』のレシピ
材料(作りやすい分量)
冷水 ……1カップ
卵 ……1個
小麦粉…… 1カップ強(約120ɡ)
下準備
・ころもの小麦粉はふるい、使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
・冷水は使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
作り方
(1)計量カップやボールなどに冷水を入れて卵を割り入れ、箸でかるく泡立つまですばやく混ぜる。
(2)小麦粉を入れたボールに卵水を3 回に分けて加え、そのつど泡立て器でさっくりと混ぜ、使う直前まで冷蔵庫に入れておく。
これでサクサクに揚がるころもが完成です! かき揚げ以外にももちろん使えるので、えび天や夏野菜の天ぷらなどにも使ってみて。
失敗しない『とうもろこしかき揚げ』のレシピ
ころもを極力薄くつけて、揚げ上がりにしっかり油をきるのが大切。ころもは適宜冷水で薄めてもOKです。とうもろこしは水分量によっては、切り目を入れても破裂することがあるので揚げるときには注意して。
材料(4~5個分)
上記の〈基本のころも〉……1/6~1/5量
とうもろこし……1本
小麦粉
揚げ油
作り方
(1)とうもろこしの下準備をするとうもろこしは皮をむき、身の表面に縦に切り目を入れる。バットの上に立てて置き、包丁で身をそぎ取り、かるくほぐしておく。
POINT切り目を入れることで、揚げたときの破裂防止になります。
(2)2 個分ずつころもをつける深めのフライパンか揚げ鍋に油を高さ3㎝ほど入れ、中温※に熱する。別のボールにとうもろこし大さじ4を入れ、小麦粉大さじ1をまぶし、ころも大さじ2を加えてあえる。
※170~180℃。ころもを数滴落とすと、底近くまで沈んで、すぐに浮いてくる程度。
(3)揚げる1/2量ずつ大きめのスプーンですくい、余分なころもを流し落としてから油に入れる(写真左)。箸で2~3 回刺しながら1分ほど揚げ(写真右)、上下を返して1~2 分揚げる(合計2~3 分)。揚げ網をのせたバットに斜めに立てかけ、油をきる。残りも同様に作る。
POINT揚げ上がりは縦にして油をしっかりときり、さらに揚げ網の上でも斜めに立てかけるのが、サクサクになるポイント。
でき上がったら、揚げたてを熱いうちにどうぞ! かろやかなサクサク食感ととうもろこしの甘みを存分に楽しんでくださいね。
(
『オレンジページ』2024年8/2号より)
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