
2023.09.19
『オレンジページ』で隔号連載がスタートした「コンポスト1年生」。9月17日号(9月1日発売)では「チャレンジ1:置き場所を確保しよう」がテーマです。
オレペコンポスト部netでは「コンポストの置き場所」事例をご紹介します。
コンポスト導入で気になること、3割が「コンポストの置き場所」と回答
「コンポスト1年生」の連載を前に、読者アンケートで「もしも、コンポストの導入をするとしたら、気になることは?」と聞いたところ、3割の人から「コンポストの置き場所」に関する懸念や意見が寄せられました。
・マンションの場合、どこにおいて良いのかわからない
・庭が、ほとんど無いので、コンポストを置く所が無い。
・場所をとるのではないか。我が家の狭さでは無理っぽい
コンポストには、庭や畑の土を利用する「設置型」、容器を回転させて堆肥化に必要な酸素を生み出す「回転式」、生ごみと基材を入れてかき混ぜる「バッグ型」「段ボール型」など、いくつかの種類があります。
いただいた意見から、多くの読者が「コンポスト」と言えば、下の写真にあるような「設置型」をイメージしていることが伺えます。
確かに「設置型」に代表されるような大掛かりなコンポストは、マンションやアパート住まいではハードルが高いですね。
トートバック型のLFCコンポストは、ちょっとしたスペースに置けるコンパクトさ
オレンジページ社が会社のキッチンで実際に試して、おすすめしているのが、トートバッグ型のLFCコンポストです。
ベランダや軒下など、ちょっとしたスペースに置けるコンパクトさが魅力で、庭がないマンションやアパート住まいでも、気軽にトライしやすいものです。
LFCコンポストは、雨がかからず、風通しのよい場所で、網状の台に載せて使います。
みんなの「コンポストの置き場所」紹介
コンポストを載せる「網状の台」タイプ別に、置き場所写真をご紹介します。(写真協力:幕張ベイタウンコンポストの会)
ワイヤーバスケット
一番多かったのが100円ショップなどで売られている、浅型のワイヤーバスケットを逆さまにして台にしている事例。手に入れやすく、安価で、耐水性もありますね。
棚収納グッズ
100円ショップなどで売られているワイヤーの棚収納も丁度よい大きさですね。
ワイヤーシェルフの棚
2番目に多く見受けられたのは、ワイヤーシェルフの棚1段。自宅にあったものをうまく活用しているようです。
ワイヤーシェルフに載せている方も見られました。
ワイヤーの鉢スタンドや花台など、ガーデニング用品
ベランダガーデニングしている方は、ガーデニング用品をうまく活用しています。
キャスター付きの台
ワイヤーネットにキャスターをつけて。ベランダで移動しやすくてよいですね。
手作りのコンポスト小屋
軒下がない戸建ての方は、ワイヤーネットでコンポスト小屋を手作りし、台にはガーデニング用の花台を使用。この夏のゲリラ豪雨もしのげたそうです。
ごみ袋かけを利用するアイディア
「ニトリやカインズなどで売っているごみ袋かけにかけたら、生ごみを入れやすくなりました」と、使いやすさのアイディアもありました。
物干し竿!
ひときわ目を惹いたのは「まだ、量が少ないので、物干し竿にかけてます~」という方。確かに、風通しは抜群。コンポストも気持ちよさそうですね。
コンポスト導入で気になる「コンポストの置き場所」。実際にLFCコンポストを置いている写真から、特別な場所や用具が必要なく、暮らしに違和感なく溶け込んでいる様子がうかがえます。
皆さんがコンポストを始めるときのヒントにしてください。
キッチンから始めるSDGs コンポスト1年生【隔号連載】
『オレンジページ』の隔号連載「コンポスト1年生」では、チャレンジャー3人と一緒に、トートバッグ型のLFCコンポストを使って、生ごみを捨てない暮らしを基本から学んでいきます。ぜひ、お楽しみに!
掲載『オレンジページ』9月17日号 91ページ
チャレンジで使うのは、トートバック型のLFCコンポストセット
「LFC コンポストセット」5313円(税込)
写真提供/ローカルフードサイクリング株式会社
詳細・購入は通販サイト「オレンジページ shop」でご確認ください。
文/オレペコンポスト部net(高谷)
㈱オレンジページはローカルフードサイクリング㈱とともに、脱炭素社会の実現に向け、生ごみを捨てずに堆肥にするコンポスト活動に取り組んでいます。
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