ツナといえば缶詰という人も多いかもしれませんが、旬でさくが安い春こそ、ぜひ自家製でツナを作ってみて! 市販品よりも食べごたえがあり、しっとりとした食感に仕上がって、感動もののおいしさを楽しめます。
『基本の自家製ツナ』のレシピ
材料(作りやすい分量)
かつおの刺し身(さく)……600g
にんにく(大)……2かけ
塩……小さじ1と1/2
オリーブオイル……1カップ
作り方
(1)かつおを厚切りにし、塩をふる
かつおはさっと洗って水けをしっかりと拭き、幅3cmの厚切りにする。バットにペーパータオルを敷き、かつおを並べる。塩を全体にふり、水けが出たら拭く。
POINT
あえての「極厚」がキモ。この厚みが、しっとり感の秘密です。さくのままだと生焼けになりがちですが、その心配もありません。
(2)にんにくを加え、オイルを注ぐ
木べらでにんにくをつぶす。直径約20cmのフライパンに(1)とにんにくを広げ入れる。オイルを注ぐ。
POINT
途中で返すので、オイルは少なめで、かつおにかぶらなくても大丈夫。
(3)余熱で火を通す
中火にかけ、ふつふつとしたら弱火にする。身の半分くらいまでが白くなったら、上下を返して1分ほど煮る。ふたをして火を止め、そのままさます。
POINT
余熱で火を通すことで、柔らか食感をキープできます。
保存の目安
オイルごと保存容器に移し、冷蔵で1週間ほど。
自家製ツナのおいしい楽しみ方
自家製ツナの楽しみ方はいろいろ。まずはシンプルにそのまま、レモンを絞って粗びき黒こしょうをたっぷりふって、極厚&しっとり食感を堪能するのがおすすめです。
さらに、こんなアレンジでもおいしくいただけますよ!
アレンジ1:ゆで卵にのせて
半熟ゆで卵に、一口大にほぐしたツナをのせ、パセリのみじん切りをたっぷりと。塩少々をふって。
アレンジ2:ツナマヨご飯に
炊きたてご飯にもみのりを散らし、かるくほぐしたツナをオン。マヨネーズを絞り、しょうゆをふって。禁断の味(笑)!
ツナを漬けたオイルは炒め物やパスタなどに使えますよ。手作りならではのおいしさ、一度知ったらまた食べたくなること間違いなしです!
(『オレンジページCooking』2021年野菜号より)
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