年末年始のごちそうに欠かせない食材といえば、えび。特におせち料理やお祝いの席の料理には、えびの煮物があると食卓がぱっと華やぎますよね。
自分で作るのは難しいイメージがあるかもしれませんが、下ごしらえや形の整え方のポイントを押さえれば作り方はシンプル。おうちでもおいしく作ることができます。
『基本のえびのうま煮』のレシピ
材料(10尾分)
車えび(生または冷凍※1)……10尾
〈煮汁〉
昆布だし……1/2カップ
酒……1/2カップ
みりん……1/4カップ
砂糖……大さじ1
しょうゆ……大さじ1
酢……大さじ1
※1:冷凍のえびで作る場合は流水で解凍し、水けを拭く。
作り方
(1)えびの下ごしらえをする
えびは頭のとがった額角や、頭胸部の先端、足、ひげ、尾のとがった尾節をキッチンばさみで切り落とし、腹側の足も切りそろえる(図の黄色く囲んだところ)。背を丸めて殻の間に竹串を差し込み、背わたを取る。
(2)えびの形を整える
ボールに冷水1L、酢を入れる。えびを加えて殻のぬめりを取るように洗い、水けを拭く。1尾ずつ丸め、頭のつけ根につま楊枝を刺して、「つ」の形になるように留める。
(3)えびを煮る
鍋に煮汁の材料を入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたらえびを加える。弱めの中火にし、2分ほど煮る(途中一度上下を返す)。火を止め、鍋ごと冷水につけてすぐに熱を取る。食べるときはつま楊枝を外していただく。
POINT
煮汁ごと保存容器に移し、冷蔵庫で半日ほど置くと味がよりなじむ。
じっくり時間をかけて煮汁になじませれば、殻ごとおいしくいただけますよ。ぜひトライしてみて。
(『オレンジページCooking』2023年冬号より)
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