2022.12.28

おせちの人気者「黒豆」を、ふっくらつやつやに煮るには……

おせちの黒豆

もうすぐお正月。
おせち料理は買う派? 作る派?
2~3品だけ手作りする、という人も多いのでは。

先日紹介した栗きんとんとともに、
黒豆煮も作ってみるのはいかがでしょう。

「黒豆煮」の作り方の画像一覧を見る

どうして黒豆を作るの?

まじめによく働くことを〈まめまめしい〉ということから、また一年健康で働けますようにと願いをこめる意味があります。
黒豆を食べると、お手伝いもたくさんできるかな?

ふっくら、つやつやに仕上げる、作り方を紹介します。

材料(作りやすい分量)

黒豆……200g
砂糖……200g
塩……小さじ1/3
しょうゆ……大さじ1/2

用意するもの

鉄のくぎ……4~5本
お茶用パックまたはガーゼ

下ごしらえ

黒豆は水でざっと洗い、水5カップ、塩小さじ1/3とともにボールに入れ、一晩以上おく。


黒豆がぱんぱんになるまでしっかり吸水させることが、柔らかく、しわなく仕上げるための重要なポイントです。
鉄のくぎ4~5本をよく洗ってお茶用パックまたはガーゼに包む。鉄といっしょに煮ることで、豆の色が抜けにくくなり、色よく仕上がります。




作り方

1 砂糖、くぎとともに火にかける


口径約20cmの厚手の鍋に黒豆をもどし汁ごと入れる。くぎと砂糖200gを加え、強火にかける。煮立ったらアクをていねいに取り、とろ火にする。

2 ペーパータオルをかぶせる


ペーパータオル1枚の中心に直径約2cmの穴をあけてかぶせる。さらに、ペーパータオルを穴をあけずにもう1枚重ねる。

豆が煮汁から出てしまうと、乾燥してしわになる原因に。ペーパータオルを2枚重ね、しっかりと表面をおおった状態で煮ていきます。

3 差し水をしながら 6~7時間煮る


30分に1回ほど、ペーパータオルをめくって豆が煮汁に浸っているか確認する。煮汁が減っていれば、かぶるくらいまで水をたしながら、6~7時間煮る。

4 豆をつぶして確認する


豆を一粒取り出し、指の腹でつぶしてみる。皮が完全に破れ、豆全体が均等につぶれるくらいに柔らかくなっていればOK。

煮えたらこどもといっしょにつぶして味見をし、柔らかさをチェック! 堅かった豆が簡単につぶれるのは、こどもも驚くはずです。煮えたての豆は熱いので、皿にとって少しさましてから確認して。

5 しょうゆを加える


しょうゆ大さじ1/2を加えて火を止め、鍋を持って回すようにして煮汁を混ぜる。ペーパータオルをかぶせたままさまし、くぎを取り除く。

でき上がり!


汁ごと密閉できる保存容器に移し、冷蔵庫で7~10日保存可能です。
一日1回、鍋に移してひと煮立ちさせるとより色つやがよくなるので、試してみて。

煮汁から豆が顔を出さぬよう、親子で見張りながらことこと……。気長に煮るだけで、いつのまにか、ふっくら、つやつやになる黒豆。
皮ごととろける柔らかさに、きっと感動しますよ。

お正月が過ぎ、黒豆が余ったら、パンケーキの生地に混ぜたり、つぶして生クリームに混ぜ、パンにはさんだり。洋風にアレンジしても楽しめます。


『こどもオレンジページ No.2』より)

関連記事
こどもも大好きなおせち、栗きんとんを作ってみよう
親子で作ろう! ホットプレートで雪だるまハンバーグ
具だくさんがうれしい 『ブロッコリーとえびのクリームグラタン』

料理/藤井恵 撮影/寺澤太郎 スタイリング/深川あさり 文/編集部・和田有可

SHARE

RELATEDこの記事に関する記事

ARCHIVESこのカテゴリの他の記事

TOPICSあなたにオススメの記事

PICK UPおすすめ