おせち料理は買う派? 作る派?
2~3品だけ手作りする、という人も多いのでは。
先日紹介した栗きんとんとともに、
黒豆煮も作ってみるのはいかがでしょう。
「黒豆煮」の作り方の画像一覧を見る
どうして黒豆を作るの?
まじめによく働くことを〈まめまめしい〉ということから、また一年健康で働けますようにと願いをこめる意味があります。黒豆を食べると、お手伝いもたくさんできるかな?
ふっくら、つやつやに仕上げる、作り方を紹介します。
材料(作りやすい分量)
黒豆……200g砂糖……200g
塩……小さじ1/3
しょうゆ……大さじ1/2
用意するもの
鉄のくぎ……4~5本お茶用パックまたはガーゼ
下ごしらえ
黒豆は水でざっと洗い、水5カップ、塩小さじ1/3とともにボールに入れ、一晩以上おく。黒豆がぱんぱんになるまでしっかり吸水させることが、柔らかく、しわなく仕上げるための重要なポイントです。
鉄のくぎ4~5本をよく洗ってお茶用パックまたはガーゼに包む。鉄といっしょに煮ることで、豆の色が抜けにくくなり、色よく仕上がります。
作り方
1 砂糖、くぎとともに火にかける
口径約20cmの厚手の鍋に黒豆をもどし汁ごと入れる。くぎと砂糖200gを加え、強火にかける。煮立ったらアクをていねいに取り、とろ火にする。
2 ペーパータオルをかぶせる
ペーパータオル1枚の中心に直径約2cmの穴をあけてかぶせる。さらに、ペーパータオルを穴をあけずにもう1枚重ねる。
豆が煮汁から出てしまうと、乾燥してしわになる原因に。ペーパータオルを2枚重ね、しっかりと表面をおおった状態で煮ていきます。
3 差し水をしながら 6~7時間煮る
30分に1回ほど、ペーパータオルをめくって豆が煮汁に浸っているか確認する。煮汁が減っていれば、かぶるくらいまで水をたしながら、6~7時間煮る。
4 豆をつぶして確認する
豆を一粒取り出し、指の腹でつぶしてみる。皮が完全に破れ、豆全体が均等につぶれるくらいに柔らかくなっていればOK。
煮えたらこどもといっしょにつぶして味見をし、柔らかさをチェック! 堅かった豆が簡単につぶれるのは、こどもも驚くはずです。煮えたての豆は熱いので、皿にとって少しさましてから確認して。
5 しょうゆを加える
しょうゆ大さじ1/2を加えて火を止め、鍋を持って回すようにして煮汁を混ぜる。ペーパータオルをかぶせたままさまし、くぎを取り除く。
でき上がり!
汁ごと密閉できる保存容器に移し、冷蔵庫で7~10日保存可能です。
一日1回、鍋に移してひと煮立ちさせるとより色つやがよくなるので、試してみて。
煮汁から豆が顔を出さぬよう、親子で見張りながらことこと……。気長に煮るだけで、いつのまにか、ふっくら、つやつやになる黒豆。
皮ごととろける柔らかさに、きっと感動しますよ。
お正月が過ぎ、黒豆が余ったら、パンケーキの生地に混ぜたり、つぶして生クリームに混ぜ、パンにはさんだり。洋風にアレンジしても楽しめます。
(『こどもオレンジページ No.2』より)
関連記事
こどもも大好きなおせち、栗きんとんを作ってみよう
親子で作ろう! ホットプレートで雪だるまハンバーグ
具だくさんがうれしい 『ブロッコリーとえびのクリームグラタン』