
甘酒とレモンシロップで整える【夏疲れ対策】

長かった今年の夏。
暦の上ではすでに秋ですが、つい先日まで残暑が続き、なかなか夏から解放されないままでした。
例年以上に、体に夏のほてりや疲れが溜まっているように感じています。
秋分も過ぎ、ようやく涼しい秋の風が心地よくなってきたこの頃。
そんな今だからこそ、意識的に「夏の疲れ」を癒していきたいと思っています。
今回は、私が普段から実践している、夏バテや疲労回復のためのケアをご紹介します。
米麹甘酒

古くから日本で親しまれてきた発酵飲料、甘酒。
「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高く、ブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸など、疲労回復に役立つ栄養素がたっぷり含まれています。
自然な甘さで飲みやすく、毎日でも飽きません。
米麹から作る甘酒はノンアルコールなので、お子様にも安心。ストレートでも、豆乳などで割っても美味しく、料理やお菓子作りに砂糖の代わりとして使うのもおすすめです。
私自身は、ヨーグルトメーカーを使って自宅で手作りしています。
【作り方】
全ての材料を混ぜ、ヨーグルトメーカーで60℃・約8時間保温。


材料(作りやすい分量)
- ご飯:200g
- 米麹:100g
- 水:100ml
レモンシロップ

輪切りレモンと氷砂糖で作る、爽やかなレモンシロップ。
我が家では、子どもたちにも大人気のジュースの素ですが、実は疲労回復にもとても役立つ、夏バテ対策にぴったりのアイテムです。
レモンに含まれるクエン酸には、疲労物質の分解を助ける働きがあり、気分をリフレッシュさせてくれる効果も。
食欲が落ちているときでも、炭酸水で割って飲むと、体がスッと目覚め、自然と食欲が戻ってきます。

【材料】(作りやすい分量)
- レモン(国産またはノーワックスのもの)
- 氷砂糖(レモンと同量)
【作り方】
① レモンは皮を塩でこすり洗いし、しっかり水気を拭き取ってから輪切りにします。
② 消毒した保存瓶に、レモンと氷砂糖を交互に重ねて入れます。
③ 氷砂糖が溶けるまで、1日2回ほど瓶を軽くゆすって上下を返し、レモン全体に砂糖がかかるようにします。
④ 全体がしっかりなじんで砂糖が溶けたら、冷蔵庫で保存します。
※レモンを使う際は、防カビ剤などが使われていない「国産」や「ノーワックス」と明記されたものを選ぶのが安心です。
【おすすめの飲み方】
- 炭酸水で割ってレモンスカッシュに
- 冷水やお湯で割って、レモンウォーターに
- ヨーグルトやパンケーキにかけても美味しいです

蒸し暑さの続いた夏がようやく終わり、乾いた秋の空気に季節の移ろいを感じるようになってきました。
過ごしやすくなった一方、体への負担は少なくないようで、家族のあいだでも軽い不調が続いています。
喉の違和感や倦怠感など、寝込むほどではないものの、何となく調子が戻らない。
こうした季節の変わり目には、疲れを溜め込まないよう、できる範囲で体を整えておくことが大切だと感じます。
疲労回復効果のあるものを積極的に摂り、体を冷やさず、よく眠ること。
甘酒やレモンシロップのように、無理なく取り入れられるものであれば、続けやすく、気持ちの面でも負担が少なくなります。
気候の変化に体が追いつかないと感じるときこそ、ゆっくりと整えていく時間を持ちたいものです。