背
要約
・身長が縮む、背中が丸くなるといった変化は、骨粗鬆症による圧迫骨折のサインの可能性も。
・骨粗鬆症では、痛みがないまま圧迫骨折が起こり、気づかず放置してしまうケースがあります。
・早めに整形外科を受診したい4つの症状を医師が詳しく解説します。
「最近、背が縮んだ気がする」「なんだか背中が丸くなってきた」――そんな変化を、年齢のせいだと思っていませんか? じつはその裏に、骨粗鬆症が隠れている可能性があります。
見逃したくない体の変化と受診の目安について、光伸メディカルクリニック院長・中村光伸先生に教えていただきました。
偏った食事や運動不足は骨密度低下を招く
骨粗鬆症は、骨密度が低下して骨折リスクが高くなる病気の一つです。特に女性は閉経前後の60代頃から有病率が上がります。
「骨折は骨がポキッと折れるイメージですが、骨粗鬆症では骨がグシャッとつぶれる圧迫骨折も多いもの。痛みがなくて気づかず、診察で初めて骨折していると知り、驚くケースも少なくありません」(中村先生)。
圧迫骨折により身長が縮む、背中が丸まる、腰が曲がる、腰や背中の痛みといった症状が表れますが、“年のせい”と放置する人も多いようです。
下記の症状に気づいたら、すぐに整形外科を受診しましょう。
骨粗鬆症の可能性も。こんな症状があれば病院へ
身長が3cm以上縮んだ

年をとると関節の軟骨がすり減るなどして身長が1~2cm縮むことはありますが、若い頃に比べて3cm以上縮んだ、身長の縮みが明らかに目立つようになったといったときは、圧迫骨折の可能性が大。
背中や腰が曲がり伸ばせない

圧迫骨折があると背中が丸くなり頭が前に出て、背中をまっすぐに伸ばせなくなります。壁に背をつけて立ったときに後頭部を壁につけられない場合、圧迫骨折や背骨の変形が進んでいることも。
立ち上がるときや家事などで、背中や腰が痛む

立つ・座るの動作のときや、腰をかがめたときに腰や背中に痛みが出ることがあります。痛みのほかに、背中や腰が重苦しい・だるい、背中が伸ばしにくく動きづらいなどの違和感を覚える人もいます。
手をつくなどちょっとした動作で骨折したことがある

何気ない日常動作で手首などを骨折したという人は、骨折した部位だけでなく、全身の骨が弱くなっている可能性があります。背骨や大腿骨の骨折が起こらないうちに、早く治療を検討しましょう。
オレンジページ おとなの健康レシピ 50代からの骨粗鬆症対策の献立

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監修/中村光伸(光伸メディカルクリニック院長) イラスト/前田はんきち 文/池田なるみ






