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「ブランド米」ってどんなお米?銘柄米との違いは?五ツ星お米マイスターが解説!

新米がおいしい今、お米を選ぶときによく目にするのが〈ブランド米〉という言葉。「コシヒカリ」「ゆめぴりか」「あきたこまち」――どれもおなじみですが、じつは何がブランド米なのか、よくわからない……という人も多いのでは?

しかも〈銘柄米〉との違いも、ちょっとややこしいところ。そこで今回は、五ツ星お米マイスター・西島豊造さんに、その違いとブランド米が生まれる背景を教えてもらいました。

「ブランド米」と「銘柄米」の違いって?

ブランド米は、銘柄米に付加価値を持たせたお米

そもそも銘柄米は、「産地銘柄」「品種銘柄」「産地品種銘柄(産地と品種の組み合わせ)」に分かれています。近ごろは、銘柄米=ブランド米といわれることもありますが、本来のブランド米とは、銘柄に加えて「栽培・安心・安全・品質・味わい・乾燥・選別・管理・粒の大きさ・SDGs」などの付加価値を高めたお米をさします。

POINT
同じ品種のお米でも、産地が 異なれば栽培する環境も異なるので、 お米の特徴も変わります。

〈ブランド米〉の奥には、生産者のこだわりや努力がたっぷり。その背景を知ると、一粒一粒のありがたみがよりいっそう感じられるはず。今日のごはんが、いつもよりちょっと愛おしく思えるかもしれません。

教えてくれたのは……西島豊造さん

五ツ星お米マイスター。米穀店「スズノブ」代表取締役。お米の産地と消費者をつなぐパイプ役として、地域のブランド米づくりや地域活性化に尽力。メディアにも多数出演し、お米情報を発信中。

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監修/西島豊造 イラスト/ナカオテッペイ 文/池田なるみ