「ムコーダの手料理は現代版きびだんご」。アニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』主演声優・内田雄馬さんにインタビュー

2023年1月10日（火）に放送がスタートしたTVアニメ『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。

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第2弾となる今回は、主人公・ムコーダ役を務める、声優・内田雄馬さんにインタビュー！

『とんでもスキルで異世界放浪メシ』とは……

ウェブサイト「小説家になろう」で11億PV超え、シリーズ累計450万部突破の人気作をTVアニメ化。

主人公は、ある日突然異世界に召喚されてしまった平凡なサラリーマン、向田剛志（通称ムコーダ）。異世界で生き抜くスキルは、現代日本のネットスーパーの商品を取り寄せられる〈ネットスーパー〉だけ⁉
このとんでもスキルが、食いしん坊な魔獣や甘味好きな女神を引き寄せてしまい…。

制作は『チェンソーマン』や『呪術廻戦』を手掛けるMAPPAが担当。
2023年1月10日より毎週火曜日、24：00～テレビ東京ほかにて放送中です！

主演声優の内田雄馬さんを直撃！

主人公・向田剛志（通称ムコーダ）は、勇者召喚に巻き込まれ、異世界にやって来た平凡なサラリーマン。日々の献立を手に入りやすい食材で考え、気負わず異世界を旅していく彼の人柄に魅了された人も多いはず！

そんなムコーダを演じる内田雄馬さんに、作品のこと、役作り、料理について……。
第3話の放送を前に、たっぷりとお話を伺いました！

「ムコーダは心優しい人なので、料理にも愛情たっぷりなんです」

――魔法も聖剣も使えないフツウの人間として異世界に登場するムコーダですが、料理好きが幸いし、物語のスタートから冒険者や魔獣の胃袋と心を掴んでいきます。

ちょっと現代版桃太郎みたいな感じですよね！

きびだんごの役割を果たすのがムコーダの手料理で、食べ物につられて仲間ができる、っていう（笑）。鬼退治に行くわけじゃないし、家来にしようとして食を提供するわけじゃないんですけど……。

勇者を目指すこともなく、ごはんをきっかけにハッピーな関係を築きながら、異世界を普通に旅する好青年の物語。食が繋ぐ温もりが、このアニメの見どころだと思います。

異世界ファンタジーですが、バトルがメインではない作品なので、ご家族や大切なかたといっしょに、ほのぼのと見ていただけたらうれしいですね！

――いきなり異世界に召喚されたムコーダですが、冷静に状況を把握し、現実的に対処していく姿が印象的です。どんなイメージで人物造形されたんでしょうか？

ムコーダは何が起きても“楽しんで生きよう”と考えることができるタイプ。落ち着いていて、いろいろなことを受け止めることができるんです。

見た目は普通だし、天才肌ではないんですが、内面的には器の広い人物なんですよね。そう感じたので、最初はいまより大人っぽく作ろうかな、と思っていました。

でも、物語が進むにつれ、新しい発見や体験に対してすごく新鮮に驚いたり、快活さのある人だとわかり、若さも感じていただけるいまの演技になりました！

――ムコーダは常識人としてのコミュニケーション能力が高いですよね。

伝説的な魔獣フェルが従魔になっても、誇るんじゃなくて目立たないようにと気を配ったり、異世界にはない〈ネットスーパー〉も節度を持って使うようにしていたり……。

郷に入れば郷に従う、というか、異世界に来たらなるべく異世界のルールにのっとって生きようとするんです。商人になるにも、ちゃんとギルドに入って、その世界の人と交流を深めていこうとします。

現代日本の食材やアイテムが手に入る〈ネットスーパー〉というスキルは、異世界にあってはじつは大きな威力を発揮しますが、それを使って「力を手にしよう」とか、そういう野望を抱く人じゃないんですよね。

それよりも〈身近な幸せを大切にする〉。そこに彼の魅力を感じましたし、親近感や好感を持ちながら演じていました！

――今作の役作りでなにか準備したことは？

今作のために、という特別なことはしていないですね。

いつもそうなんですが、役作りのときは、ひたすら台本を読み込むようにしています。
丁寧と台本と向き合い、どう読み解くか。
シンプルですが、それが役の理解を深める一番大事なことだと思っていて……。
声優の心がけとして、どんな役でもその姿勢は変わらないですね。
–{内田さんの得意料理は……〇〇！}–

ムコーダは「料理が繋いでくれた役」

――ムコーダは料理好きなキャラクターですが、内田さんも料理はされますか？

します！　料理をするようになってちょうど1年くらいたった頃、ムコーダ役のお話が来たんです。
偶然とはいえ、なんだか料理が繋いでくれた役のようなご縁を感じましたね……。
今作で共演している姉の真礼が誕生日にプレゼントしてくれた名前入りの包丁を使い、楽しく自炊しています！　お弁当を作ることもありますね。

――食事が生む幸せや繋がりを再認識させてくれるアニメですが、テンションが上がるほど好きな料理はありますか？

これ、熱く語れます（笑）。
僕、昔っからカルボナーラが大好きで、レストランに行ってメニューにあれば、必ず頼んじゃう！　それぐらい好きなんです。
初めて入ったお店でパスタがあったら、カルボナーラ以外の選択肢はない、というか……。

自分でも作りますが、本場のイタリアでも地方によってレシピが違うんですよね。いろんな作り方のなかで僕のお気に入りは、生クリームを使わないレシピ！
トロトロでとってもおいしくて、自分で作って、自分で幸せになっちゃう味です。

カルボナーラ愛を熱く語る内田さん

――ムコーダの旅はまだ始まったばかり。これからも色んな出会いがありそうでワクワクします。

そうですね。ムコーダひとりではじめた旅も、これから賑やかになります。
とびきりかわいいスライムや甘党な風の女神、酒好きな火の女神など、異世界ファンタジーらしいキャラもどんどん登場するので楽しみにしてください！

――かわいいキャラや個性的で美しい女神が何人も登場するので、推しが分かれそうです！

女神たちは加護を与えてくれる存在ですが、好き勝手を言って、人の好いムコーダを悩ませる困ったちゃんたちで……。

姉の真礼が演じた風の女神ニンリルは、念話でしょっちゅう頭の中に話しかけてくる！　ムコーダだから女神たちのワガママに応えてあげていますが、僕だったら「コイツら、うるせー」ってなってしまうかも？（笑）

――今作ではエンディングテーマ曲「Happy-go-Journey」も歌われています。どんな思いを込められましたか？

主人公たちが放浪していく物語なので、まずは旅を意識して制作しました。旅の途中で、焚火を囲みながら楽しくひと息ついているような、そんな楽曲にできたかなと思っています。

Van de Shopさんが作ってくださったオープニング『贅沢な匙』は、ワクワクしながら旅を前へ前へと進めていくような爽やかな楽曲なので、見る前は音楽で期待感を高め、見終わってのエンディングは、リラックスしながらゆらりとノッて聴いてもらえたらうれしいです。

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内田さんのこだわりや裏話を知って、今後のアニメの展開がもっと楽しみになりましたね！

まだまだ続くコラボ企画、次回もお見逃しなく♪

〈PROFILE〉
内田雄馬（うちだ・ゆうま）
東京都出身、9月21日生まれ。代表作は「呪術廻戦」「BANANA　FISH」「フルーツバスケット」など。

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