
〈敷布団・枕の秋カビ対策〉じつは秋こそ要注意!寝室のカビ予防/忙しい人でもできる

秋も油断大敵! 気温が高い日があったり、雨が続く日があったり、意外と高温多湿なこの季節。また、この先もっと気温が下がってくると窓を閉め切り、暖房をつけ、加湿器を使う家庭もおおいのでは? すると、最近の気密性の高い住宅では、またカビにとってうってつけの環境となるのです。
そこで、家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さんに、かんたんにできるカビ対策を教えてもらいました。冬になる前に、しっかりカビ対策をやって、習慣化しておきませんか? 今回は、週末に簡単にできる寝具のカビ対策2つをご紹介します。
敷きぶとんを干せないときは
【部屋の中で陰干し】

敷きぶとんは、どうしても床との接地面に湿気がこもりがち。倒した椅子2脚をイラストのように離して置き、その上に敷きぶとんをかぶせて床との間に空間をつくり、サーキュレーターなどで風を送って乾燥させましょう。硬い素材の敷きぶとんの場合は、壁に立てかけて壁とのすきまに風を送ってもOK。1回2 ~4時間、週に1回を目安にして。
POINT

ふとんに掃除機をかけるのも◎。掃除機がマットレスや敷きぶとんの中の空気を吸い込むので乾燥が促されます。
枕のカビ対策

寝ている間、いちばん汗をかくのが頭の後ろと腰まわりといわれています。枕カバーは2~3日に一度洗濯して清潔に保つのがおすすめですが、カバーの取り外しがめんどうで洗うのがおっくうになるという人は、カバーの上にバスタオルを巻いて、そのバスタオルを2~3日に1回洗いましょう。その場合は、カバーは1~2週間に1回程度洗えばOKです。
寝具は、皮脂汚れを取り除くことと乾かすことが大切! 週末に家族全員分は難しいという家庭は、1~2人分ずつルーティンで行うなど工夫をしてみてはいかがでしょう。
教えてくれたのは……
藤原千秋さん

家事・掃除アドバイザー。住宅、家事、育児など住まいまわりの記事を専門に執筆するライターとして20年以上活動。現在は商品開発アドバイザリーなどの業務にも携わる。『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー‼』(小社)など監修著書、マスコミ出演多数。
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監修/藤原千秋 イラスト/堀口ティモコ 取材・文/佐々木紀子