「えっ…ここも⁉」じつはカビの温床。今すぐできる〈隠れカビ〉撃退ワザ、教えます

じめじめと湿気が気になるこの時季、カビ対策に力を入れたいというかたも多いのでは？

とくに注意したいのが、毎日使うキッチンまわり。じつは冷蔵庫の野菜室や水筒のパッキンなど、「見えにくい場所」こそ〈隠れカビ〉の温床になりやすいんです。

とはいえ、大がかりな掃除はなかなか続かないもの。

そこで今回は、そんな〈隠れカビ〉を防ぐ、簡単＆手軽なお手入れ術をご紹介。

日々のちょっとした小掃除で、すっきり気持ちのいいキッチンをキープしましょう！

【シンク】 掃除頻度：毎日～できるときに

食器洗いついでにささっと！

毎日使うところなので、食器を洗ったついでにいっしょに洗ってしまうのがいちばん手軽です。台所用中性洗剤を含ませたシンク用のスポンジで、全体をかるくこする程度でOK。汚れをためなければゴシゴシこする必要もなく、気づいたらシンクの壁面にカビが、なんてことにもなりません。

置くだけのカビ予防剤

バチルス菌などの有効微生物群を活用して、置くだけで簡単にカビ予防ができる。煙やにおいもなく、家じゅうどこでも使えるので、湿気がたまりやすいシンク下や食品庫などにも。

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置くだけ・かんたんカビ予防剤 878円
（編集部調べ）／丹羽久

【冷蔵庫】掃除頻度：１週間に１回

野菜室は定期的に除菌！

野菜にカビが発生したらもちろんですが、そうでなくても食品が少なくなったタイミングなどで除菌掃除を。野菜をすべて取り出してゴミや野菜くずなどを取り除き、除菌用アルコールを吹きかけたクロスで、野菜室全体を拭きます。冷蔵室の掃除もこの方法でOK。

給水タンクやフィルターもこまめに洗って！

給水タンクは食器用中性洗剤で洗い、フィルター部分は水洗いが基本ですが、機種によって異なるので取扱説明書を確認して。氷を作るのにミネラルウォーターや浄水器を通した水を使うとカビが生えやすくなるので、水道水がおすすめです。

【水筒】掃除頻度：使った後は毎回

パッキンをはずして隅まできれいに！

「水やお茶を入れているだけだから」と油断しがちですが、水筒内は口の中の細菌が増殖しやすく、意外に〈隠れカビ〉が発生しやすいところ。使った後はパッキンをすべてはずし、水筒内部とともに専用のスポンジなどを使って台所用中性洗剤でよく洗い、しっかり乾燥させましょう。

ちょこっと掃除を習慣にすれば、キッチンの快適度はぐんとアップ。
無理なく続けられる方法で、〈隠れカビ〉をしっかり防いでいきましょう！

教えてくれたのは……
藤原千秋さん

住生活ジャーナリスト。大手住宅メー カー営業職を経て、「家のなか」のこ とをテーマにWEB、雑誌、新聞等で 執筆を行う。著・監修書に『人生が整 う 家事の習慣』（西東社）、『ズボラ主 婦・フニワラさんの家事力アップでゆ るゆるハッピー!!』（小社）など。