
ゆで汁まで絶品! 沖縄伝統の『ゆで塩豚』のレシピ
絶品『ゆで塩豚』の作り方と、ゆで汁のアレンジアイディアを画像でチェック!
今回は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の料理監修を担当する料理ユニット・オカズデザインさんに教わった、絶品『ゆで塩豚』のレシピをご紹介!
沖縄の伝統的な保存食である、『スーチカー』※を、泡盛を加えた湯で、ゆっくりとゆでた一品です。
※塩漬けにした豚肉。スーチカーとは、塩に漬ける、という意味。
そのまま食べるのはもちろん、保存しておけばすぐに使える下味つきの肉として使えて便利!。
お肉も美味ですが、そのゆで汁も最高。汁ものや雑炊に使ったり、炒めものに加えたりして◎ですよ♪
ではでは、まずは豚かたまり肉を塩に漬けて、『スーチカー』を仕込んでいきましょう!
●スーチカー(塩豚)の作り方

材料(作りやすい分量)
豚バラかたまり肉(できれば皮つきのもの)※1……500g
塩(粒が細かいもの)……6g(豚肉の重さの1.2%)※2
※1 層がきれいで全体につやがあり、いい香りのものを選ぶ。
※2 すぐ使う場合はこれくらいの塩加減がおすすめ。長期保存したい場合は4〜10%とやや強めに。4%なら約1週間、10%なら約3週間、冷蔵保存が可能。
【作り方】
(1)殺菌済みのまな板に豚肉を置き、脂身側にまんべんなくフォークを刺して穴をあける。
(2)塩を手で全体にすり込む、脂身側は塩が入りにくいので、多めにのせる。
(3)ラップで全体をぴったりと包み、さらにファスナー付き保存袋に入れて空気を抜き、冷蔵庫に入れる。1日経つと水分が出てくるので、ラップを変える。2日目から使える。
さあ、これでスーチカーの仕込みは完了!
お次は絶品『ゆで塩豚』を作っていきましょう!
–{絶品『ゆで塩豚』の作り方}–
●『ゆで塩豚』の作り方

材料(作りやすい分量)
スーチカー(塩豚)……500g
長ねぎの青い部分……1本分
泡盛……大さじ2
【作り方】
(1)鍋にすべての材料を入れ、かぶるくらいの水を加えて火にかける。煮立ったら弱火にし、ふたはせず、アクが
出たらていねいに取りながら30~40分ゆでる。
(2)火を止め、粗熱がとれるまで鍋に入れたままおく。
(3)肉は使いやすい大きさに切り分け、保存する場合はラップで包む。ゆで汁は使いやすい量に分けて保存容器に入れる。いずれも2〜3日以内に使うなら冷蔵、それ以上保存するなら冷凍する。
できあがった塩豚は、そのまま食べても絶品ですが、炒めものや、炊き込みご飯の具に使用しても◎!
ゆで汁は、うまみたっぷりの『豚だし』として……、
汁ものに使ったり……、
雑炊にしたり……、
ゴーヤーチャンプルーのかくし味などにも使用OK。
うまみと深みがぐぐっと増して、最高ですよ!
ゆで汁までうまい絶品『ゆで塩豚』、ぜひぜひ作ってみて♪
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料理/オカズデザイン(吉岡秀治・吉岡知子) 撮影/加藤新作 スタイリング/中里真理子 文/編集部・持田