
料理を作ること、食べることが大好きな料理家や編集者は、どんなスーパーマーケットへ行っているんだろう? ちょっと聞いてみると、みんな語る語る……! 料理を生業にするからこそのこだわりや、「そんな目線で見てたとは」という偏愛ぶりを取材したっぷりとお届けします。
こちら、TBSラジオの人気番組「ジェーン・スー 生活は踊る」で開催中、第4回・スーパー総選挙とのコラボ企画。いっしょに盛り上げていきます!
【好きすぎて「顧問」に!】料理家・栗原友さんがスーパー「オオゼキ」に惹かれる5つの理由。

「スーパーについて、おもしろいこと聞けそうな料理家さん、だれかなぁ」。オレンジページnet編集部にそう投げかけたところ、最初に挙がったのが、栗原友さん。
料理家にして魚屋、飲食店の経営など、パワフルに食の道を突き進むイメージのある栗原友さんですが、どうやら東京都内を中心に展開するスーパー・オオゼキへの愛が止まらず、社外顧問にまでなったのだそう!(すごい……)
そこまで突き抜けるほどオオゼキがお気に入りの理由は? 気になりすぎて取材を申し込んだところ快くOK。「だったら3店舗、回りましょう!」と意気揚々と店舗を案内&愛を語ってくれた様子を〈前後編〉でお届けします!
●栗原友さん
母は料理家の栗原はるみさん、父は元キャスターの故・栗原玲児さん。弟の心平さんも料理家。築地の鮮魚店「クリトモ商店」を営んでいる。『オレンジページCooking 夕飯、即決、迷わない。』に登場!
●オオゼキ
東京、神奈川、千葉に40を超える店舗を展開するスーパーマーケット。独自の商品展開や店づくりで、料理家や飲食店のプロで支持する人も多い。
栗原友さんがスーパー・オオゼキを好きな「5つの理由」
【1】いろんな店舗に行きたくなる、商品バラエティの豊かさ
【2】お客さんの希望商品を入れてくれるところ
【3】鮮魚部が面倒な細かい下ごしらえもしてくれる
【4】レジが早いから、せっかちな私も問題なし(笑)
【5】 ワインの種類が多く、割引率がすごい日も!
栗原友さんがスーパー・オオゼキを好きな「5つの理由」
【1】いろんな店舗に行きたくなる、商品バラエティの豊かさ
一番はこれだと、まず友さんが語ったのがこちら。近場によく行くオオゼキの店舗はあるものの、「店ごとに商品ラインナップが全然違うから、いろんな店舗に行きたくなってしまう」のだそう。「たとえば、私は上町店では鮮魚、野菜は下北沢店、松原にある本店では総菜や精肉などを頼りにしています」と友さん。
店舗ごとにカラーが変わる理由は、オオゼキは各店舗、鮮魚や青果などの部ごとに自由に仕入れをまかされているからだとか。これはほかのスーパーではなかなかない形で、松原本店の店長・櫛田さんいわく「担当自身が楽しい! と商品を仕入れることで売り場も盛り上がり、お客さんにも楽しさが伝わるんです」とのこと。
取材した日の下北沢店には、さまざまな種類のなすと、ねぎがずらり。なかなかない光景を見て、編集部もテンションアップ!
バターナッツかぼちゃやコリンキーなど、珍しい種類のカラフルなかぼちゃがごろごろしているのも、下北沢店ならでは。見ているだけで楽しくなってきます。
「アジア系の料理店をやっている、プロも仕入れに来るくらい。バナナの花のつぼみやフィンガーライムがあるスーパー、すごすぎるでしょ?」と、友さんも自慢げ。
栗原友さんがスーパー・オオゼキを好きな「5つの理由」
【2】お客さんの希望商品を入れてくれるところ
「以前、私も〈ビャンビャン麺〉をオーダーしたら、入れてくれました!」と友さん。
松原店の店長さんいわく、「お店はお客さんが作るもの」。地域のお客さんの声を聞き、その会話から仕入れるようになった商品も多く、店舗のオリジナリティにつながるのだそう。
お客さんの要望に答えるから、上町店では納豆だけでもこんなに種類が! 「ほかでは見かけない、マニアックな納豆もあるから、見ているだけでも楽しいです」
–{「筋子をいくらにしてくれる⁉」まだある、オオゼキのすごさとは。}–
栗原友さんがスーパー・オオゼキを好きな「5つの理由」
【3】鮮魚部が面倒な細かい下ごしらえもしてくれる
自身も鮮魚店を営むほど魚にこだわりがありながら、鮮魚は納得の鮮度&ラインナップだと友さんのお墨つきのオオゼキ。まるまる一尾で売っているものありますが、「うろこや内臓取り、三枚おろしなど面倒な処理と下ごしらえをしてくれるし、おすすめの食べかたも教えてくれますよ」と友さん。
取材した日の上町店には、立派な真鯛やブダイ、ハッカクなどの魚がまるのままドン! 追加料金なしでさばいてくれるので、気兼ねなく処理を頼めます。
「以前イベント時にお客さんが生すじこを購入したら、いくらにほぐしてくれました」とのこと。そこまでしてくれるなんて……!
栗原友さんがスーパー・オオゼキを好きな「5つの理由」
【4】レジが早いから、せっかちな私も問題なし(笑)
人気スーパーゆえ、時間帯によってはレジはかなり込み合うことも……。そんな忙しいときでも、「店員さんはレジ打ちの途中、いつ出しても会員カードを受けつけてくれるのがうれしい!」と友さん。
じつはこの会員制度は、オオゼキをリピートする人が多くなる理由のひとつ。100円で1ポイントとポイント還元率が高く、さらに月に1回、ポイントを現金に換えてくれる日があるのだとか!
「頑張ってポイントをためている最中だけど、たまったポイントを現金にしたら旅行に使いたいな~」と友さん。なるほど、こうしてリピートしたくなるんですね~。
栗原友さんがスーパー・オオゼキを好きな「5つの理由」
【5】 ワインの種類が多く、割引率がすごい日も!
お酒も好きな友さん。最後に教えてくれたのは、大好きなワインについて。オオゼキは、本店のある世田谷区をふくめ、出店する立地柄、ワインのラインナップにこだわりがある店舗が多いそう。
「これが私の好きなワイン!」と友さんが教えてくれたのも、あまり見かけないイスラエルのもの。「ワインフェアをたまにやっていて、そのときの値引き率も魅力なんです」とのこと。
生鮮や青果同様、グロッサリーの担当がお客さんの希望も聞きながら仕入れており、松原の本店では壁一面がワイン棚になるほどの豊富さ! 仕入れ担当のなかには、ソムリエもいるというから、品ものに間違いはありません。
いかがでしたか? 栗原友さん目線の「オオゼキの好きなところ」でしたが、聞けばどれもが魅力的で、これは好きになってしまうのも納得。もちろん、これを書いている編集部もオオゼキが大好きになってしまいました。
●最後に……
友さんは、オオゼキが好きすぎて、自身の著書のPRも兼ねたコラボでオオゼキに声をかけて以来、いっしょにさまざまな企画を行っているそう。どうやら、今年の冬にも〈栗原友×オオゼキ〉で商品化プロジェクトが進んでいる模様。まだまだわくわくすることが待っている、スーパーオオゼキから目が離せません!
後編では、オオゼキの人気3店舗〈下北沢店、上町店、松原店〉へ突撃。それぞれの店舗のおもしろさを栗原さんに教えてもらいます!
>>後編を読む!
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撮影/木村 拓(東京料理写真・プロフィール写真) 撮影・文/編集部・堀部