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岡山天音『焦燥感や空虚さとか。子どものころの言葉にならない気持ちと、もう一度出会いました』
俳優・岡山天音
おかやま あまね/1994年生まれ、東京都出身。2009年に俳優デビュー。映画やドラマ、舞台で幅広く活躍。近年は映画「笑いのカイブツ」「キングダム」シリーズ、夜ドラ「ひらやすみ」、ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」など話題作への出演が続く。唯一無二の存在感で注目を集める俳優。
岡山天音|株式会社ユマニテ
焦燥感や空虚さとか。忘れていた子どものころの
言葉にならない気持ちと、この作品でもう一度出会いました
アニメーション映画「我々は宇宙人」で、岡山天音さんが声を演じたのは、感情表現がまっすぐな少年・暁太郎。その出会いは、岡
山さんにとって特別なものだったといいます。
「アニメーションということも大きいんですけど、それ以上に、見たことのない作品だなという印象がありました。脚本といっしょに見たパイロット映像の中の空気感や質感にぐっと引き込まれ、『ぜひ参加したい』と思いました」
声だけで人物を表現するのは、想像以上に繊細な作業でした。
「暁太郎は感情の起伏がすごく大きい人物なんです。声色一つで印象が変わってしまうので、この映画の中での暁太郎という像だけはくずしたくなかった。今回、クラスメイトで親友の翼との対立も大事な軸だったので、そこは特に意識していました」

役と向き合ううち、自然と思い出したのが自分の少年時代。
「どこからわいてくるのかわからないフラストレーションとか、焦燥感とか、由来のわからないモヤモヤとか。どこに吐き出せばいいのかもわからなくて。退屈さや空虚さみたいなものも抱えていました。ずっと曇り空みたいな感じ。冬のグレーの空の下に立っているような感覚があったと思います」
子どものころの、名前のつけようのない感情。その記憶をたどるように語る岡山さんの言葉を聞いていると、この物語が決して子どもだけのものではないことに気づかされます。そんな岡山さんが印象に残ったのは最後のシーン。
「悲しさやいろいろな影はあるんですけど、最後に細い光の筋がさしたような気がしたんです。僕にとっては、とても心がやさしくなる映画でした」

岡山さんが心を動かされたのは、物語だけではありません。監督が長い時間をかけ、自身の内面と向き合いながら完成させた、その姿勢にも深くひかれたといいます。
「こんなにも一人の作り手がすみずみまで意識をめぐらせて作り上げた作品って、なかなかないと思うんです。監督の心の一部を見せられたような気がしました。人によって見える景色も受け取り方も違うかもしれない。でも、だれにとっても何か特別な体験になる映画じゃないかなと思っています」
岡山天音さんイチオシ!
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』
古舘佑太郎/幻冬舎

リアルな旅の景色が浮かぶ一冊です
岡山さんが最近心を動かされたのは、古舘佑太郎さんがネパールやヒマラヤを旅して綴った一冊。「過酷な環境でもユーモアを忘れずに進んでいく姿にひかれました。読み終えたあとには、僕もどんな苦境でも、おかしく陽気に暮らしていきたいと前向きな気持ちに。元気をもらえるのでおすすめです」。
これに注目!
「我々は宇宙人」
2026年9月25日(金)より全国劇場公開
キャスト/坂東龍汰、岡山天音ほか
企画・脚本・監督/門脇康平
音楽/Yaffle
岡山天音さんからの直筆メッセージ
●2026年8月現在の情報です。
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撮影/booro 取材・文/澤村 恵 ヘア&メイク/亀田 雅 スタイリング/岡村春輝( FJYM inc.)
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