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interview 気になるあの人 タイトルロゴ

さまざまなジャンルで活躍している「あの人」にフィーチャー。今、向き合っていることや日々の暮らしなどについて語っていただきます。 インタビューの記事はこちらもチェック

奈緒『すぐに答えを出さなくても、迷ってもいい。その時間ごと大事にしたいんです』

インタビュー「気になるあの人」
小野賢章『大人の葛藤を抱える〈19年後のハリー・ポッター〉に挑戦します』

俳優・奈緒さん

なお/1995年生まれ、福岡県出身。2018年、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインの親友役に抜擢。2019年公開の「ハルカの陶」で映画初主演。近作は、映画「傲慢と善良」、NHKドラマ「東京サラダボウル」、舞台「大地の子」など。公開待機作にダブル主演映画「シャドウワーク」(2026年公開予定、𠮷野竜平監督)がある。初のフォトエッセイ『いつか』が発売中。
奈緒 OFFICIAL WEB X Instagram


すぐに答えを出さなくても、迷ってもいい。
その時間ごと大事にしたいんです

京極夏彦の小説が原作の映画「死ねばいいのに」で、奈緒さんが演じたのは、一人の女性の〈空白〉をたどっていく渡来映子(わたらいえいこ)という人物です。

「最後のシーンがすごく印象的で、この物語がどこにたどり着くのか想像がつかなかったです。脚本の中でもまだ決まっていない部分もあって、現場でいろんなことが変わっていく作品だなと感じました。むずかしいけれど、そのぶんすごく魅力的でワクワクしていました」

演じた映子は、自分のことを多く語らない存在です。

「〈鏡のような存在にしたい〉という話があって、映子自身も自分のことがわかっていない人なのだと思いました。空白のまま生きてきた中で、ある出会いをきっかけに自分の中の疑問に気づいてしまった。その空白を埋めに行くことが、生きる目的になっていったのだと思います」

役づくりで大切にしていたのは、すぐに答えを出さないこと。

「わからないまま抱えておく時間も大事だと思っていて。私は感情が顔に出やすいタイプなんですが、映子はあまり表に出さない人なので、どこまで出していいのか悩みました。一度自分の中で受け止めることを意識していました」

作品を通して浮かび上がるのは、〈幸せとは何か〉という問いです。

「幸せって、人によって全然違うものだと思うんです。だから自分の幸せが正しいのか不安になるし、だれかの幸せを知りたくなる。でも、自分で選ぶこと自体が幸せなんだなって思いました」

撮影時期は暑さが増す6月。現場を支えたのは、シンプルな食事でした。

「酢としょうゆと米油を1対1対1で混ぜて、きゅうりやゆでた豚肉を漬けておくだけなんですけど、それがすごくおいしくて。お酢が入っているので元気も出る気がして、撮影中は助けられました」

そうして自分を整える時間があったからこそ、揺れる感情とも向き合えたといいます。

「最近は、いいとか悪いとかをあまり決めないようにしています。ただそういう状態があるだけ、というふうに受け止めるようになって。答えが出なくてもいいし、迷ってもいい。その時間ごと大事にしていきたいと思っています」


奈緒さんイチオシ!

iwakiの耐熱ガラス保存容器

テーブルにもこのまま並べています

最近オーブンを買い替え、料理が楽しくなったという奈緒さん。ハマっているのが、オーブンにも使える「iwaki 耐熱ガラス保存容器」。ラザニアなど、そのまま調理できて保存もできる手軽さが魅力なのだとか。「母は和食を作ってくれることが多いので、自分は海外の料理を作って食べてもらうのが楽しみのひとつです。おいしいと言ってもらえるのがうれしい」。母娘での料理交換がブームのようです。


これに注目!

「死ねばいいのに」

死ねばいいのに
©京極夏彦/2026映画「死ねばいいのに」製作委員会

7月3日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
出演/奈緒、伊東 蒼、前原 滉、髙橋ひかる、草川拓弥ほか
監督・編集/金井純一
脚本/喜安浩平
配給/S・D・P

京極夏彦の同名小説を原作に、人間の内面と社会のゆがみをあぶり出す異色のミステリー。殺害された女性・亜佐美の人物像を追うため、主人公・渡来映子が関係者を訪ね歩く中で、証言と感情が交錯し、真実が浮かび上がっていく。奈緒をはじめ実力派キャストが集結し、緊迫した心理戦を描く。

奈緒さんからの直筆メッセージ

奈緒さんからの直筆メッセージ
奈緒さんからの直筆メッセージ
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(『オレンジページ』2026年7月2日号より)

●2026年5月現在の情報です。

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撮影/booro 取材・文/澤村 恵 ヘア&メイク/竹下あゆみ スタイリング/岡本純子

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