もちもちとした食感やふわふわの弾力はどうして生まれるのでしょう?
小麦粉の秘密を探ってみよう!
小麦粉に含まれるたんぱく質は、水を加えると「グルテン」というゴムのように弾力があり、もちもちとした成分に変化します。さらに塩を加えるとより強い粘りと弾力のあるグルテンにすることができるんです。この粘りと弾力が〈コシ〉。うどんは、小麦粉、水、塩の3つの材料で作られているから、しっかりしたかみごたえが!
グルテンは外から力を加えられると、押し返して戻ろうとする力が生まれて、グルテンの結びつきが強くなります。
うどん生地を踏むと、グルテンができてコシのあるうどんができる
生地をこねてまとまってきたら、ポリ袋に入れ、足でふみふみ。体重をかけてまんべんなく踏むことで、コシがどんどん出てきます。コシが強いうどんは、足で踏んで力を加えて作ることが多いんですよ。
小麦粉以外にどんな粉があるかな?
小麦粉とは小麦をひいて作った粉ですが、小麦以外が原料の粉もたくさんあります。たとえば、
・米から作られる「米粉」
・そばの実から作られる「そば粉」
・じゃがいもから多く作られる「片栗粉」
など。
米粉は、うるち米が原料のものと、もち米が原料のものの2種類あります。うるち米はいつものごはんで食べているお米のことで、もち米は餅を作るときに使うお米のこと。うるち米から作られる米粉は「上新粉」といって、おだんごやかしわ餅などの和菓子でよく使われます。もち米から作られる米粉は、「もち粉」と「白玉粉」があります。小麦だけでなく、いろいろな原料の粉があるんですね。
身近な食べ物も、「なぜ?」「どうして?」と疑問をもちながらよく観察してみると新しい発見ができそう。
時間のある休みの日に、親子でキッチンでの研究や実験を楽しんでみましょう!
(『こどもオレンジページ No.3』より)
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