「こども包丁」を開発した、1908年創業の浅草・合羽橋「釜浅商店」の齋藤あゆみさん(写真左)と百合岡実希さん(写真右)に、包丁の扱い方を一から教えてもらいました。
●包丁にも「あご」がある?
まず教えてもらったのは、包丁の部位の名称を覚えることから。「切っ先」「峰」「あご」という名前を習いました。ちなみに、この「こども包丁」の切っ先とあごは、大人用の包丁より少しだけ刃先を丸くして安全性を高めています。といっても、じゃがいもの芽がえぐれる程度の鋭さはあります。
●包丁には「置き方」があった!
次に習ったのは、包丁の置き方。刃は自分と反対側に向くように置きましょう。●いよいよ、包丁を持ってみよう
手の甲が上にくるように、柄(ハンドル)のつけ根をしっかりと握って。そして、反対の手で食材をしっかり押さえましょう。手の中に卵を持つように指先を丸めた「ねこの手」にします。
そうそう! 上手にできています。
●まずはきゅうりを切ってみよう
きゅうりの輪切りからスタート。野菜には、ころがりにくい「点」があるので、そこで安定させてから切りはじめましょう。端から一定の幅で切ってみてね。切れ味のよさと適度な重量感で、包丁の扱いが自然と慎重に。
すごい集中力で、どんどん切っていきます。みんな、きゅうりの輪切りはもう完璧だ!
●次ににんじんも切ってみよう
ころがりにくい「点」を探してから、ゆっくり刃を下ろしてみよう。押す力がたりないときは、上から手を添えてみても。よく切れる包丁なら、余計な力が入らずスムーズです。 切っ先をまな板に当て、押すようにゆっくりと刃を下ろす切り方も。正しい刃の動かし方がわかると、堅い野菜でも安全に切れます。
上手に切れました。包丁の置き方も完璧だね!
では、他の野菜もどんどん切ってみよう!
(つづく)
●今回使った包丁とまな板はこちら
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