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2025.06.30

生ごみから堆肥を作り、親子で地球のことを考える! 「コンポスト」ってどんなもの?

「コンポスト」ってなに?

野菜の皮やしん、食べ残しなど、みなさんの家庭から日々出る生ごみ。生ごみを減らすためには、食品ロスを減らす対策がよく知られていますが、最近では生ごみを家庭で堆肥にする「コンポスト」が注目されています。

コンポストとは「堆肥(compost)」や「堆肥を作る容器(composter)」のことです。家庭から出る生ごみを微生物の働きを活用して発酵・分解させて堆肥にし、再び資源として活用するしくみも、コンポストと呼ばれています。

コンポストは地球環境にやさしい「暮らしの知恵」

コンポストのメリットは、生ごみを減らすだけではありません。コンポストによって作られる「堆肥」とは、土壌の質を改善し、野菜などの作物を元気に育てるために役立つもの。コンポストでできた堆肥は、家庭菜園はもちろん、近くにある農家の畑などで育てる野菜や植物などの栄養になります。また、生ごみの80~90%は水分と言われ、燃やすと地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)がたくさん出てしまいます。

でも、コンポストを使って生ごみを減らすことができれば、CO2の排出を減らすことができ、地球にやさしい暮らしにつながります。コンポストは、日本では昔から取り入れられてきたエコロジカル(=地球環境にやさしい)な「暮らしの知恵」といえるしくみです。コンポストを実践し、生ごみが出る→コンポストに入れる→堆肥を作る→野菜を育てる→食べるという循環を体験してみませんか?

子どもといっしょに環境を考えるきっかけに

コンポストを始めることは、生ごみを捨てる手間がなくなる、生ごみを捨てるときのポリ袋の使用を減らせる、栄養豊富な堆肥を作って家庭菜園などで活用できる……などのさまざまなメリットがあります。実際にコンポストを始めた人からは「料理のあとの生ごみが堆肥に生まれ変わること自体が楽しく、食べること、堆肥を育てること、花や野菜を育てることのすべてがつながっている! と実感するようになった」という声も。そんなふうに、環境に関心を持つきっかけになることも大きなメリットのひとつ。子どもも大人も、家族みんなで取り組んで暮らしや食に対する意識に少しずつ変化が芽生えた、というご家庭も多いそうです!

ベランダでOK! 手軽に「コンポスト」にチャレンジ

写真/読者提供

コンポストを始めるには、生ごみを入れるための容器である「コンポスター(composter)」が必要です。そこで、「コンポストを自宅で気軽にはじめたい!」という人におすすめしたいのが、「バッグ型コンポスト」(LFCコンポスト)です。

戸建てやマンションのベランダ、家の中にそのまま置いてもおしゃれな雰囲気が特長! 耐水性・止水性のファスナーがついていて密閉できるので、しっかり閉めれば、コンポストのお悩みNo.1の虫の侵入も防いでくれます。オリジナルのコンポスト基材は、生ごみの分解が速く進むように配合されているため、悪臭が出にくいのも魅力です。家庭でも扱いやすい「LFCコンポスト」で、エコフレンドリーな暮らしを始めてみませんか?

◆夏休みの自由研究に! 『LFCコンポスト 自由研究キット』が期間限定販売中!

『LFCコンポスト 自由研究キット』は、生ごみを堆肥にして野菜作りまで体験できる「LFCガーデニングセット」と、夏休みの研究用に「観察日記つきLFCハンドブック」「温度計」のセット。
子ども達の体験を応援する特別価格で、2025 年8月3日までの期間限定で販売しています。

自由研究キットに取り組むお子様向けに、オンライン講座

■1回目講座:コンポストってなあに?
開催日時 2025年7月5日(土)
[低学年向け] 10時〜11時
[高学年向け] 13時〜14時

■2回目講座:みんなのコンポストはどうかな?堆肥を完成させよう!
開催日時 2025年7月27日(日)
[低学年向け] 10時〜11時
[高学年向け] 13時〜14時

「こどもオレンジページNo.8」にも記事を掲載中!

写真・イラスト/ローカルフードサイクリング 文/編集部・森秀子

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