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2025.07.25

皮膚科医が教える! 紫外線からこどもの肌を守る【5つの掟】

強い日差しにさらされる夏。容赦なく降り注ぐ紫外線は、大人だけでなくこどもにとっても大敵です。でも過度に心配する必要はありません。紫外線対策バッチリな、全身黒ずくめの忍者が伝授する5つのオキテを守れば大丈夫!  今日から意識して取り組んでいきましょう。

オキテ①帽子や長そでで、直射日光をさえぎろう

通園・通学時や、ちょっとした外出でも、紫外線対策をお忘れなく。肌の露出を避けて帽子をかぶったり、UV カット機能がついた長そでのアウターをはおるだけでも、紫外線をずいぶんカットすることができます。ほかにもベビーカーや自転車のこども乗せ部分に日よけのカバーを。カバーを選ぶ際は、通気性のよい薄手の素材のものにしましょう。

オキテ②外遊びは2時間以内。できるだけ日陰を選ぼう

晴れた夏の日の屋外遊びは、2時間程度を目安にしましょう。遊ぶ場所も、木の下や屋根があるところなど、直射日光が当たらないところを選ぶようにしてください。特に天気がいい日は、正午前後の時間帯を避けて、朝方や夕方に遊ぶのがおすすめです。

オキテ③日焼け止めは石けんで落とせて肌にやさしいものを選ぼう

たくさんある日焼け止め。こども向けとして便利なのは、石けんで落とせるもの。また、こどもの肌はデリケートなので、肌の負担になりやすい「紫外線吸収剤」が入っていない低刺激のものを選ぶようにしましょう。

オキテ④日焼け止めを塗るときは耳や首の後ろも忘れずに

うっかり塗り忘れてしまいがちなのが、耳・はえぎわ・首の後ろ・あごのラインの4カ所。自分では見えない部分なので、毎回きちんと塗るようにしましょう。

オキテ⑤日焼けをしてしまったら冷やす&保湿しよう

日焼けをしてしまった場合、まずは赤くなったり熱を持っている部分に流水を当てて冷やしましょう。数分当てて熱が取れたら、ボディクリームなどでたっぷり保湿を。やけどのようにはれ上がっている場合は、我慢せずに皮膚科を受診してください。

『こどもオレンジページNo.8』では、紫外線対策以外にも、虫刺されや熱中症の対策など、夏場の子どもとのお出かけで気になる情報を掲載しています。ぜひ書店やWEBでチェックしてみて♪


◇監修/小西真絢(こにし まあや)さん
巣鴨千石皮ふ科院長。日本皮膚科学会認定専門医。2児の母。「お肌のトラブルは何でも相談できるホームドクター」として日々診察を行っている。こどものスキンケアにも精通している。


監修/小西真絢 イラスト/北野 有 構成・文/皆川知子

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