2022.07.22

「なぜなぜキッチン実験室」のお話その1●赤身の魚と白身の魚の違いって何だろう?

みなさんの好きな魚は何ですか? 回転寿司で人気のまぐろや鮭? 焼いても煮てもおいしいぶりやさば? 個人的にしめさばが大好きなA.Wです。

「家で魚料理をこどもがなかなか食べてくれない」「もっと家族に魚介を好きになってもらいたい」などの声をちらほら聞きます。

スーパーで魚を選ぶときや食事のときなどに、魚をよく観察したり、気になることなどについて親子で話してみると、もっと魚を身近に感じられて好きになるかも?

「魚のこと、知りたい?」

 
 
クイズ形式で話すのも楽しいので、試してみて。
たとえば、今回のお題にもしている……

赤身の魚と白身の魚の違いって何だろう?

そういえば、何だろう……。考えたことなかった! という人も多いのでは?
答えは、こちら。

 ↓

じつは、

たくさん泳ぐか、じっとしているかどうかの違い

なんです。
「え? そうなの?」という声も聞こえてきますが、はい、そうなんです! 

 
かつおやまぐろなどの身が赤い魚は、海を常に泳いでいる「回遊魚」。これらは泳ぎつづけるためにたくさんの酸素を必要とするため、通称「筋肉色素たんぱく質」と呼ばれる、身の色を赤くする働きのあるたんぱく質を多く含んでいます。一方、かれいやひらめなどの魚は、海の底でジッと身を潜めているから、「筋肉色素たんぱく質」が少なく、白いんですね。

 そういえば、「青魚」と呼ばれる魚もいますよね。見るとたしかに背中が青く光っている……なぜ青いんでしょう?



はい、そちらも解説! 「青魚」と呼ばれるのは、いわしやあじ、さばなど。なぜ青いのかというと、海の上から見たときに海の色と同化して目立たなくするため。外敵から身を守るための大切な特徴なんですよ。

 へえ~。ためになった! と思った方、家族や友達に早速話してみませんか。

これからしばらくの間、毎週金曜日に魚介についてのネタをアップするので、どうぞお楽しみに! 

『こどもオレンジページ No.4』より)

監修/藤本勇二(武庫川女子大学幼児教育学科准教授) イラスト/てぶくろ星人 文/編集部・和田有可

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