「家で魚料理をこどもがなかなか食べてくれない」「もっと家族に魚介を好きになってもらいたい」などの声をちらほら聞きます。
スーパーで魚を選ぶときや食事のときなどに、魚をよく観察したり、気になることなどについて親子で話してみると、もっと魚を身近に感じられて好きになるかも?
クイズ形式で話すのも楽しいので、試してみて。
たとえば、今回のお題にもしている……
赤身の魚と白身の魚の違いって何だろう?
そういえば、何だろう……。考えたことなかった! という人も多いのでは?
答えは、こちら。
↓
じつは、
たくさん泳ぐか、じっとしているかどうかの違い
なんです。
「え? そうなの?」という声も聞こえてきますが、はい、そうなんです!
かつおやまぐろなどの身が赤い魚は、海を常に泳いでいる「回遊魚」。これらは泳ぎつづけるためにたくさんの酸素を必要とするため、通称「筋肉色素たんぱく質」と呼ばれる、身の色を赤くする働きのあるたんぱく質を多く含んでいます。一方、かれいやひらめなどの魚は、海の底でジッと身を潜めているから、「筋肉色素たんぱく質」が少なく、白いんですね。
そういえば、「青魚」と呼ばれる魚もいますよね。見るとたしかに背中が青く光っている……なぜ青いんでしょう?
はい、そちらも解説! 「青魚」と呼ばれるのは、いわしやあじ、さばなど。なぜ青いのかというと、海の上から見たときに海の色と同化して目立たなくするため。外敵から身を守るための大切な特徴なんですよ。
へえ~。ためになった! と思った方、家族や友達に早速話してみませんか。
これからしばらくの間、毎週金曜日に魚介についてのネタをアップするので、どうぞお楽しみに!
(『こどもオレンジページ No.4』より)