2023.09.13

とろける食感! 「生キャラメル」を作ってみよう

キャラメルよりも柔らかく、口の中でとろける食感。リッチな味わいで人気の生キャラメルが、じつは家庭にある身近な材料で、手軽にできちゃうんです。

作り方も意外なほどシンプルなのに、できあがりのおいしさは格別。簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみて。おいしく仕上げるポイントは煮つめぐあい! 木べらで混ぜながら、茶色くとろみがつくまでじっくり煮つめていきましょう。

作り方の工程を写真でまとめて見る


「生キャラメル」のレシピ

材料(約30個分)

砂糖……100g
牛乳…… 1カップ
バター……20g
はちみつ……大さじ1
※ボツリヌス症予防のため、1歳未満の乳児に与えることは避けてください。

下準備


12×15㎝のバットを用意する(なければアルミホイル3枚を重ねて形作る)。オーブン用シートを17×20cmに切ってバットに敷き込み、底の四辺にそってつめで折り目をつける。一度オーブン用シートを取り出し、しっかりと折り目をつけてから、四隅に一カ所ずつ切り目を入れて、バットにぴっちり敷き込む。

作り方

1 牛乳を温めてはちみつ、バターを加える

牛乳を耐熱の計量カップに入れ、ラップをかけずに電子レンジで2分ほど温める。取り出してバターを加え、バターが全部溶けたら、はちみつを加えてよく混ぜる。

2 砂糖に水を加え、弱火で煮溶かす

口径18~20cmのフッ素樹脂加工の鍋に砂糖を入れ、水大さじ1を加えて弱火にかける。砂糖が完全に溶け、まわりがうっすらと茶色くなるまで2~3分煮る。このとき、混ぜると溶けた砂糖が再びもとの状態に戻ることがあるので、混ぜないようにする。

3 温めた牛乳を加える

1の温めた牛乳を注ぎ入れ(砂糖液がはねることがあるので、静かに注ぐようにして)、木べらでゆっくりと混ぜて全体をなじませる。

4 混ぜながら30分ほど煮つめる

弱めの中火にし、木べらで絶えず静かに混ぜながら、15分ほど煮つめる。脂肪分が分離しないように、ゆっくりと混ぜる。最初のうちは、小さめの泡がふつふつと立っている状態が続く。

〈約15分後〉

全体が濃い茶色になり、少しとろみがついて、大きな泡がぷくぷくと立ってくる。絶えず混ぜながら、さらに5~10分煮つめる。

〈約20分後〉

大きかった泡が少し落ち着いてもったりとしてくる。さらに混ぜながら5分ほど煮つめる。徐々に全体の色が濃くなり、木べらで鍋底に線を描くと、一瞬消えないくらいになってくる。

〈25~30分後〉

木べらですくって持ち上げると、ゆっくりとリボン状に落ち、跡がしばらく消えないくらいになったら、火を止める。

5 冷やし固める

オーブン用シートを敷いたバットに流し入れ、そのまま30分ほどさます。完全にさめたら、ふんわりとラップをかけ、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。

6 切り分ける

オーブン用シートごとバットから取り出し、シートをはずす。キャラメルが柔らかくてはずしにくい場合は、冷凍庫でさらに15~20分冷やす。約30等分に切り分け、1個ずつオーブン用シートで包む。

鍋の中の様子をみながら、4のベストなタイミングで火を止めることが重要。それが、生キャラメルならではの柔らかさにつながります。保存容器に入れて、冷蔵庫で1週間ほど保存可能。子どもの常備おやつとしてもおすすめですよ!

『こどもオレンジページNo.5』より)

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料理・スタイリング/八木佳奈 撮影/対馬一次 文/編集部・渡辺

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