
たっぷりのスパイスとともに野菜を炒め煮にするサブジは、ポピュラーなインド料理。暑さで食欲が落ちる時期も、スパイスの香りでモリモリ食べられ、夏野菜の大量消費にもぴったりです。冷めてもおいしいので常備菜にもおすすめ。香りの決め手は、スタータースパイスとして料理の最初に油で炒めるマスタードシード。あとは少量のカレー粉と塩だけで、簡単に味がまとまります。
マスタードシードは炒め油が冷たいうちから弱火で加熱して香りを引き出します。木べらで混ぜながら1分~1分30秒ほど炒めると、パチパチと音がしてはじけてきます(やけどに注意)。野菜を加えて油がなじんだら、ふたをして蒸し焼きに。途中でときどき混ぜながら、焦がさないように気をつけて。




スパイス&ハーブマスター
遠藤由美さん

マリネやピクルスなど漬け込む料理にホールで使われるマスタードシード。南インドでは、カレーや炒めものなどの調理の最初に油で炒めるスタータースパイスとして多用されます。
独特の風味とマイルドな辛みの白からしのホールタイプ。スタータースパイスとしてカレーや野菜料理に、またピクルスやマリネの風味づけなどにも使われます。
20g 221円(税込み)
料理/重信初江 撮影/鈴木泰介 スタイリング/澤入美佳 取材・文/高丸昌子 熱量・塩分計算/五戸美香(スタジオナッツ)
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