
大根×ライスペーパーでカリもちッ!『ベーコン入り大根餅』が最高【藤岡操さんのレシピ】



冬になると、何を作ると決めるわけでもなく、大根一本をまるごと買っておくと安心します。
いざというときの大根。大根あれば憂いなし。一本あれば、おでん、みそ汁、煮込み、みぞれ鍋、しらすおろし、蒸し大根、大根炒め……。いろいろ使えて、なんでもござれの頼もしい野菜です。
急に寒くなり、鍋や煮込みが続いたので、焼いたものを食べたい気分。大根が一本まるごと冷蔵庫にあるし、ライスペーパーのストックもある。
というわけで、大好物の大根餅をライスペーパーで作ることにしました。
ライスペーパーはもちっとさせるのもカリッとさせるのも大の得意。大根餅との相性は抜群です。
今回は、ライスペーパーで包まず、フライパン上で大根餅の生地をサンドして焼くだけだから、生地が破れる心配もありません。ライスペーパーの端っこは、まるで羽根つき餃子のようにパリッパリ。
もちっ、カリッ、パリッ。ライスペーパーのいいとこ全部取りの大根餅。ビールが最高に合います!
『ライスペーパー大根餅』のレシピ

材料(作りやすい分量)
ライスペーパー(直径22cm)……2枚
大根……200g
ベーコン(スライス)……40g
万能ねぎ……4〜5本
塩……ひとつまみ
片栗粉……大さじ4
ごま油……大さじ1
しょうゆ(お好みで)……適宜
作り方

(1)
大根は皮をむき、細切りにして(スライサーでもOK)水けをかるくきる。万能ねぎは小口切りにする。ベーコンは大根と同じくらいの幅の細切りにする。すべてボールに入れ、塩、片栗粉を加えて全体を混ぜる。

(2)
フライパンにごま油をひき、ライスペーパー1枚をぬらさずそのまま置き、ライスペーパーの周囲2cmほどをあけて(1)をのせて広げる。

(3)
もう1枚のライスペーパーを水でぬらして少し柔らかくなったら、上からかぶせるようにのせる。

(4)
中火にかけ、温まってきたらふたをして5分蒸し焼きにする。裏返してふたをしてさらに5分蒸し焼きにする。ふたを取り、少し火を強めて両面をカリッと焼く。
(5)
フライパンから取り出して、食べやすいサイズにカットして器に盛り、好みでしょうゆをつけながら食べる。
操さんおすすめアレンジ
「のりで巻いて磯辺焼き風に」

じつは、これがいちばん好きな食べ方。かるくあぶってパリッとさせた焼きのりでくるっと巻いてしょうゆをつけると、おつまみにもおかずにもなります。
次回は「油揚げの春菊ロール餃子」です。お楽しみに!

PROFILE
藤岡操(ふじおか・みさお)
編集者、栄養士、フードコーディネーター。
釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがある
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Instagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/

料理・写真・文・イラスト/藤岡操