
チーズでふわとろ♡『さつまいもアリゴ』が新しくて美味しい!【藤岡操さんのレシピ】



前回紹介した「さつまいものシュガーバターガレット」に続き、今回もさつまいもレシピです。「残ったさつまいも、どう食べる?」と、考えた結果、さつまいもでアリゴを作ることにしました。
アリゴとはフランスの郷土料理で、簡単にいうとじゃがいもを使ったチーズたっぷりのふわとろマッシュポテト。あつあつをスプーンですくうとチーズがびよ〜んとのびる、チーズ好きにはたまらない料理です。
そのアリゴを、じゃがいもの代わりにさつまいもで作ろうというわけです。
鍋でさつまいもを煮て、マッシュして、チーズを加えて混ぜて……。なんと簡単! あっという間に完成です。
ほんのり甘く、さつまいもとモッツァレラチーズのミルキー感は相性抜群。それはもう、おいしいに決まってる! 休みの日のブランチで、パンにのせながらフリースタイルでいただきました。
『さつまいものスイートアリゴ』のレシピ

材料(作りやすい分量)
さつまいも……150g
〈A〉
水……大さじ2
牛乳…… 100ml
オリーブオイル……大さじ1
塩……ひとつまみ
モッツァレラチーズ…80g
メープルシロップ、好みのナッツ、パンなど……各適宜
作り方

(1)さつまいもを切る
さつまいもはピーラーで縦に厚めに皮をむき※、幅2㎝の輪切りにして、2分ほど水にさらす。
※皮チップス(下記参照)を作るなら取り置く。

(2)さつまいもを加熱し、つぶす
鍋にさつまいも、Aを入れて中火にかけ、沸騰したらふたをして弱火で10分ほど煮る。
※水分がなくなった場合は、適宜牛乳をたして。10分たってもいもが柔らかくなっていない場合は、柔らかくなるまで適宜煮る時間をたしてください。

(3)チーズを混ぜて練る
弱火にかけたままマッシャーやスプーンでよくつぶし、水分を吸わせながら練る。モッツァレラチーズをちぎり入れ、混ぜて溶かしながらよく練る。

仕上げにメープルシロップをかけ、ナッツを加えたり、パンにのせたりして食べる。
※冷めて堅くなったら、牛乳を適宜加えて混ぜながら加熱すると再び柔らかくなります。
操さんおすすめアレンジ
「残ったさつまいもの皮は、チップスにするといい香り!」

残ったさつまいもの皮は水けを拭き、油を薄めにひいたフライパンでパリパリの揚げ焼きに。これが本当にいい香り! さつまいもの香りは皮に宿っていることを実感。

アリゴと皮チップスをいっしょに食べると最高です。
「ウインナソーセージや目玉焼きと合わせ、
カレー粉をふって食事系にも」

メープルシロップをかけずに、ゆでたウインナソーセージや目玉焼きを合わせてカレー粉をふれば食事系に。パンにのせてガブリといただきました。お好みで粒マスタードを添えても楽しい!
次回は「焼きライスペーパーれんこんバーグ」です。お楽しみに!

PROFILE
藤岡操(ふじおか・みさお)
編集者、栄養士、フードコーディネーター。
釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがある
X:https://x.com/fujiokamisao
Instagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/

料理・写真・文・イラスト/藤岡操