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長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

ツナの缶汁をドレッシングに⁉長谷川あかりさんの『ニース風サラダ』が簡単、シンプル

長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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レストランではアンチョビーやトマト、オリーブなども入れて、具だくさんの「ニース風サラダ」。私が家で作るときは少ない材料でシンプルに仕上げます。そのぶん、ツナのうまみが均一にからむよう、缶汁ごとドレッシングにしました。半熟ゆで卵を作るときはいつも、冷たい卵を水から、強めの中火できっかり11分。ぐらぐらしても、火加減はいじりません。卵が大好き(とくに白身!)な私は、ほんのりあったかいゆでたて卵がのったサラダがあるだけで、幸せな気持ちになれるんです。

『ニース風サラダ』のレシピ

水煮タイプのツナはドレッシングにして缶汁ごと使います。
ゆでたて半熟卵もごちそう!

材料(2人分)

じゃがいも(小~中)……1個
卵……2個

〈ツナドレッシング〉
ツナ缶詰(ノンオイル・70g入り)……1缶
オリーブオイル……小さじ2
マヨネーズ……小さじ2
レモン汁……小さじ1
塩……小さじ1/2
にんにくのすりおろし……小さじ1/4

ベビーリーフ……1パック(20~30g)
粗びき黒こしょう

作り方

(1)じゃがいもをゆでる
じゃがいもは皮をむいて、小さめの一口大に切る。口径15cmの鍋に入れ、たっぷりの水を加えて中火にかける。煮立ってから竹串がスッと通るまで7~8分ゆでてざるに上げ、水けをきる。

(2)卵をゆでる
同じ鍋に卵を入れ、たっぷりの水を加えて強めの中火にかける。そのままの火加減で11分ゆで、冷水にさっとさらす(余熱で火が通るのを防ぐ程度に)。殻をむき、縦4等分に切る。

(3)ツナドレッシングを作る
ボールにツナドレッシングの材料を入れ(ツナは缶汁ごと)、よく混ぜる。器にベビーリーフ、じゃがいも、ゆで卵の順に盛り、ドレッシングを回しかける。粗びき黒こしょう適宜をふる。

あかりのおまけ

ゆで加減をみるのにも便利な「味見スプーン」

片側が小さめのスプーン、反対側がフォーク型になっている「味見スプーン」を愛用中。とくにこのニース風サラダでは、じゃがいものゆで加減を確認するときにも、ドレッシングを混ぜるときにもちょうどいいんです。
家事問屋 味見スプーン

長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『わたしが整う、ご自愛ごはん』(集英社)が発売中。
X:@akari_hasegawa

『オレンジページ』2025年5月2日号より)

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料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子