【柚木麻子連載】雪の日曜の総選挙。沈んだ気持ちと体をサバイブさせてくれた小林カツ代のおでん
第34回 【柚木麻子連載】雪の日曜の総選挙。沈んだ気持ちと体をサバイブさせてくれた小林カツ代のおでん



今回紹介したカツ代さんレシピ
※「KATSUYOレシピ」より一部引用
「肌寒い日の、おすすめのあったかメニュー」
『下ごしらえなしおでん』のレシピ
材料(4人分)
大根……1/2本(800g)
こんにゃく……1枚(250g)
じゃが芋(メークイン)……4個(400g)
太ちくわ……2本
さつま揚げ……4枚
ゆで卵……4個
水……7カップ
煮干し……6~8尾
昆布……20cm
【A】
塩……小さじ1
砂糖……大さじ1
醤油……大さじ2
日本酒……大さじ2
溶き辛子……適量
(1)大根は2~3cmの厚さの輪切りにする。こんにゃくは半分に切り、それぞれ三角形に切って、厚みを半分に切る。
ちくわは斜め2つに切る。
昆布は水でザッと洗う。
check point! 三角に切ってから厚みを半分に
こんにゃくは三角形に切ってから、厚みを半分にすると切りやすい。全部で8枚になりますよ。
(2)大きい鍋の中を水でぬらし、昆布を敷く。
大根、こんにゃく、丸ごとじゃが芋を入れる。
(3)ちくわ、さつま揚げ、ゆで卵をのせて、煮干しを散らす。
(4)分量の水と【A】の調味料を加え、蓋をして中火にかける。フツフツしたら、ごく弱火にして45~60分煮込む。溶き辛子をつけて食べる。
POINT
鍋にどんどん入れてコトコト煮るだけ。じゃが芋は煮崩れしにくいメークインが作りやすい。男爵系のじゃが芋の場合は火が通った段階でいったん取り出しておくと、煮汁が濁りません。煮上がる少し前に戻し入れて温めましょう。
「だしの味がしみこんで、じんわり旨味が味わえます。」
『おでん』のレシピ
材料(2人分)
大根……10cm
むすび白滝又はこんにゃく……2~4個または1/2枚(100g)
ゆで卵……2個
焼き豆腐……1/2丁(150g)
じゃが芋……2個
むすび昆布……2~4個
茹でたすじ(あれば)……適量
もち巾着……2個
【練りもの】
ちくわぶ……1本
焼きちくわ……1本
さつま揚げ数種……適量
つみれ……2個
はんぺん……1枚
水……7カップ
昆布……15cm
煮干し……7~8尾
削り節……1つかみ
【A】
日本酒……1/4カップ
塩……小さじ1
砂糖……小さじ2
醤油……小さじ1/2
淡口醤油……小さじ1/2
溶き辛子……適量
(1)だしをとる
鍋に煮干し、昆布、分量の水を入れ、30分ほど浸しておく。 鍋を強めの中火にかけ、フツフツしてきたら、弱火で15分ほど煮出し、煮干しを取りだす。
フツフツしているところに削り節を加えて1~2分煮出し、濾してだしがらをギュッと絞る。
(2)材料の下準備
・大根は2~3cmの厚さの輪切りにする。
・餅巾着を作る。
・じゃが芋は皮をむいて水につけておく。
check point!餅巾着
油揚げを2つに切って口を開く。 餅は2つに切る。 油揚げに餅を入れて、かんぴょうで巾着になる様に口をキュッと結ぶ。
(3)・こんにゃくを使う人は三角形に切り、厚ければ厚さを半分に切る。
むすび白滝の人は水に浸けておく。芋と一緒でかまわない。
・ちくわぶは半分に切って、たっぷりの水に浸けておく。芋や白滝と同じ水でいい。
・ゆで卵は殻をむく。
・焼き豆腐、はんぺん、ちくわは2つに切る。
(4)鍋に大根とたっぷりの水を入れ、45分位中火で下ゆでする。
(5)竹串がなんとか通ったら、大根をザルに引き上げる。
同じ湯で、白滝(こんにゃく)、すじ、揚げた処理をしているさつま揚げや餅巾着、練り物をサッと茹でる。
(6)大きい鍋にだし汁とAの調味料を入れ、大根を入れて中火にかける、フツフツとしてきたら、豆腐、芋、むすび白滝(こんにゃく)、ゆで卵、ちくわぶ、ちくわ、むすび昆布、すじを加える。
(7)ゆっくり45分くらい、ごく弱火で煮る。火加減は、ゆらゆらしてる状態。
(8)最後に練りものを加え、10~15分程、ごく弱火で煮る。
餅巾着はお汁のあるところに浸す。
(9)途中で汁が少なくなったら、常にだしか湯を1/2~1カップ足しながら煮る。
器に盛りつけ、溶き辛子を添える。
POINT
♪練りものやつみれは湯にくぐらせると余分な油や臭みがぬけてすっきりします。 ♪大根とこんにゃくは前日から煮ておくと、味がじわ~っとしみこんでおいしいですよ。 ♪おでんの具はお好みで!

2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、10年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。著書に『私にふさわしいホテル』『ランチのアッコちゃん』『伊藤くん A to E』『マジカルグランマ』『BUTTER』『らんたん』『とりあえずお湯わかせ』『あいにくあんたのためじゃない』など多数。

文・写真/柚木麻子 イラスト/澁谷玲子 プロフィール写真/イナガキジュンヤ 取材協力/(株)小林カツ代キッチンスタジオ、本田明子












