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井上咲楽のすこやか発酵ごはん

陶器の街・益子町生まれ。幼いころから料理に親しみ、実家の台所や食卓にはつねに「発酵食品」があった……。そんな井上咲楽が、自家製の調味料や、お気に入りの発酵食品などを紹介していく「発酵ごはん」連載です! はつらつとした彼女のすこやかさの秘訣がここにアリ!?

井上咲楽、発酵レシピ料理本イベントを通して、自分のタレントとしての芯を見つける。

11/1(土)に行った、ジュンク堂池袋書店でのお渡し会イベント

発酵レシピ料理本の220名へのお渡し会イベントを終えて

ついに料理本が発売された。

発売にともなってお渡しイベントを開催し、いろんな年代のかたが料理本の完成を待ってくれていたことを感じてとてもうれしかった。

私より若いかた、同世代のかた、お母さん世代のかた、お子さん連れのかた、たくさんのかたが足を運んでくださって、感謝の気持ちでいっぱい……!

お渡し会の一番目のお客さまはこんなかわいい子ちゃん! 泣かずに、にっこり。

驚いたのは、興味を持ってくれたきっかけの幅の広さだった。

「マラソンきっかけで知ったんですけど、発酵にも興味があるのでやってみようと思って!」

「選挙のイベント見に行きました。塩麹も作ってみようと思います」

「フィンランドの一人旅動画を見て、フィンランドに行ってきました。塩麹作ってみようと思います」

いろんな感想や思いを伝えて下さるのが、とにかくうれしい!

他にもたくさんあった。

私はプロランナーでもなく、旅もまだまだ始めたばかりで、選挙も詳しい人を見つければたくさんいる。料理に関しても独学で、料理家でもなんでもない。

たくさんレシピを作ってもらえますように!

どうして、みんな私の料理本を買ってくれるのだろうか。

料理本を作っておいてだけれど、発酵の専門家はたくさんいるのに私で大丈夫だろうか。料理本を作りながら、疑問はずっとあったが、私が人の生活スタイルを見て料理本を買うように、私のいろんな趣味から刺激を受けて料理本を手に取ってくれたのかもしれない。

それぞれ完璧じゃないことへのコンプレックスがものすごくあった。

けれど、私がいろんなことを楽しむことで、マラソンと発酵、旅と発酵など、発酵とその人をつなげることができるんだと気づいた。

今回のイベントでタレントとしてのひとつの正解の形を見つけた気がする。芯が強くなるような自信を感じた。ぜひ、いろんな人に作ってほしい。あなたの趣味のひとつと、発酵をつなげて、日常を発酵で彩ってほしい。

お渡し会の前にはマスコミ各社の皆さんを呼んで、取材会も。しっかりアピールしました!

イベントを無事終えて、オレンジページの皆さんと記念にパシャリ。

 

PROFILE

井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年、栃木県生まれ。2015年「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」を経て芸能界入り。「おはスタ」「新婚さんいらっしゃい!」など、バラエティで見せる明るいキャラで人気を博す。NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演。2024年5月『井上咲楽のおまもりごはん』、11月『じんせい手帖』、2025年10月『井上咲楽の発酵、きょう何作る?何食べる?』を出版。「発酵食品ソムリエ」資格、「食品衛生責任者」の資格も持つ。

文・写真/井上咲楽 バナー・プロフィール画像/大森忠明