話題の『せいろ』の疑問にプロがお答え。失敗しないサイズ選び、長持ちする手入れ・収納
蒸すだけでおいしく、器いらずで見た目も華やかな〈せいろ〉。これからの季節に大活躍してくれるアイテムですが、いざ使ってみると「お手入れはどうすれば?」「どこにしまえばいいの?」など気になることも。
そんな素朴な疑問に、Q&A形式でお答えします!
せいろのお手入れ方法は?
A.ペーパータオルで拭くか、水洗いでOK。しっかり乾燥させて。

使い終わったらペーパータオルか、ぬらして堅く絞ったふきんで拭くだけで大丈夫! そもそも蒸気で殺菌されているので、野菜を蒸したくらいなら洗わなくても大丈夫。肉や魚介の脂や汚れが気になるときは流水で洗って。
洗剤は、 成分がせいろに浸透してしまうので使用は控えましょう。

洗った後はよく乾かしてから片づけてください。
どこにしまえばいいの?
A.風通しのいい場所に置いて。

せいろをしまうときは、しっかり乾燥させてから直射日光が当たらない、風通しのいい場所に置きましょう。高温多湿な場所やポリ袋に入れるのは、カビや虫食いの原因になります。
見える場所に置いておくと、さっと使えて便利ですし、インテリアとしても見栄えしますよ。
どんなせいろを選べばいいの?
A.サイズは直径24㎝。素材は竹。手にしやすい価格のものを。

直径24㎝は、豚まんが2~3個入る大きさ(豚まんは、せいろで蒸すと味の違いに驚きますよ!)。魚の切り身や鶏肉を切らずに入れられて便利です。素材は竹製が丈夫で耐久性があり、手に入れやすい価格なので初心者におすすめです。買い替えの際は、より丈夫で長時間の調理にも耐えられるひのきを選んで。
せいろを使うために必要な道具は?
A.鍋、オーブン用シート、鍋つかみが必要です。

まず、せいろをのせる鍋。せいろをちょうどよくのせられ、ぐらつかずに使えるサイズを選んで。さらに、せいろの中に敷くオーブン用シート。蒸し上がりのせいろは熱いので、鍋つかみを用意しておくと安心です。
せいろと手持ちの鍋のサイズが合わない場合は……

「蒸し板」があると便利。間にはさめばせいろが安定し、すきまをふさいで蒸気を逃しません。
せいろの扱い方は意外と簡単。思っていたより手軽で、想像以上に頼れる存在です。今日からキッチンに、せいろのある暮らしを楽しんでみませんか?
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監修/ワタナベ マキ 撮影/よねくらりょう 取材・原文/晴山香織 文/池田なるみ









