
【地震・豪雨・台風】自宅のハザードマップ、把握できてる?1078人の答えは⁉

いつ起きるかわからない自然災害。もしものときに備えて、きちんと対策はしていますか?
オレンジページが行った調査では、防災への意識が高まってきている一方、実際の行動には差があることが判明。ほぼ1000人に聞いた、リアルな声をお届けします。
※ 2025年6月オレンジページ調べ 対象:国内在住の20歳以上の女性(回答数1078件)
自宅周辺のハザードマップ、確認してる?

近年の自然災害について、96.2%の人が「増えていると感じる」と回答。 特に危険を感じる災害は「地震」「豪雨( 台風以外)」「台風」がトップ3でした。
災害に対する備えについては、98.1%が「重要だと思う」と答えていて、自宅周辺のハザードマップを確認したことがある人は86.1% と多数。しかしながら、確認して「内容まで理解している」は36.1%にと どまり、「 内容はよく覚えていない」が半数の50.0%という結果でした。
外出先で被災。避難場所を把握してる?

通勤、通学や買い物など、外出先で被災する可能性を意識している人は約6割。しかし、実際に備えをしている人は1割ほどで、「意識はしているが、備えていない」が 49.2%と約半数を占めました。
ふだんよく行く場所(職場や学校。買い物など)の周辺の避難場所についても59.1% が「把握していない」と回答し、 自宅周辺と比べて、外出先での避難の備えができている人はまだ少ないよう。「どこへ 避難すればいいか右往左往しそう」(40代・みかんタルト)といった声も。
大切だと思う備えは?

自然災害への備えとして大切だと思うことでは、「食料や水などの備蓄 」が82.5%でトップに。次いで2 位に入ったのが「避難場所、避難ルートの確認 」70.6%で、昨年の調査から11ポイント増えています。
家族との連絡方法は決めてる?

災害時の家族との連絡方法や集合場所について、話し合ったことがある人は78.1%。しかし、「大まかには話し合っている」「話したことはあるが、決めていない」人が多く、「具体的に決めている」 は12.1%と少数。
実際にどんなことを決めたのかきいてみました!
「スマホがつながらないときは、災害用伝言ダイヤル(171)を利用することにしています」(60代・ちょらきゅん)
「避難する場所を決め、そこまでの道を家族で歩きました」(40代・himawariのひとりごと)
「学校にいるときは学校、それ以外のときはこの場所と限定して、迷わないようにしています」(20代・実家暮らしのピカ)
自宅周辺の避難場所を実際に歩いて、もしくは地図上で確認した人は合わせて56.8%で、こちらも昨年から12ポイント以上アップ。備蓄に加え、避難についても意識する人が増えているといえそうです。
「ローリングストック」はしてる?

災害時の自宅避難生活を想定して、食材などを多めに買っておき、使った分を買い足していく備蓄法「ローリングストック」。言葉の認知度は81.5%と2年前から5ポイント以上アップした一方、実践している人は53.7%で、2年前からほぼ変わらず。実践していても、賞味期限の管理などをめんどうに感じている人も多いようです。
実践していない理由では、「お金がかかる」39.7%がトップで、「家計が苦しくて、災害時のことまで手が回らない」(40代・うらたろう)との声もありました。
これならできそう!みんなの「ローリングストック」術を公開

「いろいろ試してみて、家族においしいと好評だったものを積極的にストックしています」(30代・ゆん)
「給料日前に食費が厳しくなったらストックを夕飯に使い、給料が出たらまた買い足しています」(30代・ぐりーん)

「家族が各自で自分の好きなものを備えることで、うまく回っています」(50代・ハッピー)

「多少期限が過ぎてしまっても、ふだんでもあることだしと、気楽に考えている」(60代・まろん)
「ふだんから、最小限のエネルギーで調理する方法を試しています」(40代・うさぎのもっち)
「レトルトカレーはドリアにしてみたり、保存食を無理やり使ったように見せないのもアイディアの一つ」(50代・みぃ)
「マンネリ化しないよう、いろいろな味に挑戦し、気に入ったらリストに入れる」(60代・りこっぴ)
意識が高まったら、あとは行動あるのみ。続けやすい方法で、安心を少しずつ育てていきましょう。
あわせて読みたい
イラスト/松元まり子 原文/岩原和子 文/池田なるみ