みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。
>>今までのおいしいもの紹介はこちらメンバーにおいしいものを紹介してもらうこの連載。今回のおいしいものはこちら!
バタチキラバーさんの天使のバタチキとネバオクラのアチャール
三人
「一度食べたら忘れられない味。和印折衷のカレー。店主のこだわり、愛情が食べるたび伝わってきます!」
■ 福岡グルメを堪能したい
2024年8月10日。ぼる塾単独ライブ「食堂」in福岡が開催されました。この連載を以前から読んでくださっている方は覚えていますか? 私が昨年の福岡単独ライブは体調不良で不参加だったことを……。知らなかった方はぜひこの連載の
第14回目を読んでいただけると、
私の悔しさとメンバーとの熱い友情を感じられます。しかし! 今年は無事に参加することができました! 今年の福岡での単独ライブが決まった後、ぼる塾が真っ先にやったことはネタ作りではなくホテルの予約でした。
あんりちゃん「泊まりだから酒寄さんに福岡のおいしいものをいっぱい食べてもらえる!」はるちゃん「打ち上げどこでやりましょうか?」田辺さん「おいしい居酒屋に行って、その後で〆のラーメン? それとも胃袋の余力を残して次の日の朝ごはんゴージャスにいっちゃう?」あんりちゃん、はるちゃん、田辺さんの三人はロケで福岡によく行くので、福岡のおいしいものにとても詳しいのです。
三人「酒寄さんに福岡のおいしいものを満喫してもらえるのがうれしい!」半年前に、初めて福岡グルメを堪能したときの記事は
こちら:「……うっ」田辺さんが泣いてしまったぼる塾4人の福岡の夜のこと私も劇場公演で福岡にたまに行かせてもらっているのですが、仕事の都合上、空港→劇場→空港という流れになっており、福岡グルメを全然知らないのです。
私「あれもこれも食べたい……どうしよ~」三人「泊まりだから次の日もあるよ!」私「そうだね!」しかし、世間の夏休みは芸人にとっては稼ぎ時。福岡公演の次の日に東京の仕事が入り、泊まりではあるけれど朝早くに福岡を出発することになったのです。話し合った結果、
「次の日が早いし、仕事に支障が出るといけないので福岡での打ち上げはやめておこう」という結論に至りました。私達はぐうたらに見えますがわりと真面目なんです!
あんりちゃん「福岡グルメは残念ですが、仕事が入るのはありがたいことです」はるちゃん「福岡は逃げない! また四人で泊まろう!」私「私は去年参加できなかったから、福岡単独に出られるだけで幸せだよ」田辺さん「くそっ! もつ鍋が~! ラーメンが~! 屋台が~!」あんりちゃん「なんでちょくちょく福岡来てる田辺さんが一番怒ってるんだよ」福岡公演後はホテルに帰って即寝ようと決めていた良い子の私達。神さまはそんな私達を見ていてくれたのです。
福岡公演前日。
田辺さん「明日バタチキラバーさんがカレーの差し入れ持ってきてくれるって!」バタチキラバーさんは福岡にあるバターチキンカレー専門店です。三人から、
「びっくりするぐらいおいしい」という話を以前から聞いていたので、ずっと行きたかったお店でした。
あんりちゃん「酒寄さん良かったですね! ここのカレー食べたら福岡大満喫したことになりますよ!」はるちゃん「すごくおいしいよ!」田辺さん「また食べられる! うれしい~!」完全に流れが変わりました。バタチキラバーさんの差し入れを知ってから、ネタ合わせ中、ずっと漫才の台詞覚えに苦しんでいた田辺さんがすらすらとできるようにさえなりました。
そして当日。単独ライブ直前はいつも何かしらのアクシデントがあるのですが、今回はカップ麺を食べようとしたあんりちゃんが、
あんりちゃん「お湯が出ない!」と、言って大騒ぎしたこと以外はとくに何もありませんでした。(お湯が出なかった理由は単純に水が入っていなかったからです。田辺さんが、
「水入ってないのに気づかずにあんりったら大騒ぎして!」と、大笑いし、あんりちゃんが怒って喧嘩していました)
あんりちゃん「もうすぐですね」田辺さん「そうね。そろそろバタチキラバーさんがカレーを持って来てくれるころかしら?」あんりちゃん「単独ライブのことだよ!」田辺さんの思いが風に乗って伝わったのか、バタチキラバーさんが差し入れのカレーを持って来てくれました。バタチキラバーさんはとても素敵なご夫婦で、この時点で
「カレー絶対おいしい」と確信しました。
四人「このカレーをご褒美に単独ライブを頑張ろう!」始まる前は不安や緊張もありましたが、舞台に立ち、たくさんのお客さんの顔を見た瞬間、「うれしい!」に全てが塗り替えられました。単独ライブの感想を全て書くと卒業論文くらいの長さになってしまうのでまたの機会に。
来てくださったみなさん本当にありがとうございます。田辺さん「さあ! ご褒美カレーよ!」
さぁ! うれしい打ち上げカレーの時間です! 楽屋が素敵なカレー屋さんに変身です!
四人「いただきまーす!」私「おいしいーっ! どういうこと?! バターチキンなんだけど初めて食べるおいしさ!」バタチキラバーさんの天使のバタチキは生クリームとバターを使わず、手作りギーやココナッツミルク等で濃厚さを出しているそうです。
濃厚ですが重くなく、スパイスが感じられて疲れた体に染みわたります。和の出汁を使っているそうで、異国感がありながらもほっとする味なのです。
田辺さん「すごいよね! バターチキンの良さはありながら、それでいて罪悪感0で食べられるんだよ!」私「味はバターチキンなのに爽やかで優しい。本当に天使のバタチキって名前がぴったりだね」一般的にはカロリーが高いバターチキンカレー。ふだんなら、
「こんな遅めの時間にバターチキンカレー食べたら……」と、躊躇してしまいますが、
天使のバタチキは心置きなく楽しむことができます。はるちゃん「ネバオクラのアチャール食べました?! そのまま食べてもおいしいし、カレーに混ぜても最高です!」田辺さん「本当だ! 混ぜるとカレーがさらに進化するよ!」副菜のネバオクラのアチャールもお店のこだわりが伝わる味で、毎日食べたいくらいおいしいです。
カレーに混ぜると口の中に新たな喜びが広がります。あんりちゃん「自家製ラッシーも最高ですよ! こんなおいしいラッシーで打ち上げできるなんて幸せです!」バタチキラバーさんは自家製ラッシーも差し入れてくれました。
まったりとしたヨーグルトのようなラッシーは噛めるほどに濃く、味は優しく、私は何度もおかわりしました。私「このラッシーは神さまの飲み物って味だ」カレーもアチャールもラッシーも、食べれば食べるほどどんどん体が元気になっていきました。田辺さん「今日は優勝の夜だね」こうして私達は福岡で優勝の夜を過ごし、次の日の東京に元気に向かうことができました。
ありがとうバタチキラバーさん! バタチキラバーさんはバターと生クリームを使用した悪魔のバタチキもあるそうです。そっちも気になる! 次はお店に悪魔を食べに行きたいです!
ぼる塾 酒寄希望(さかより のぞみ)
お笑い芸人。1988年4 月16日生まれ・B 型。東京都出身。お笑いカルテット・ぼる塾のリーダー。1児の母。著書に『酒寄さんのぼる塾日記』『酒寄さんのぼる塾生活』(ヨシモトブックス)など。
今回登場したのは……
天使のバタチキプレート
1400円
※今回ぼる塾のみなさんに提供したカレーは差入れ用のものです。
お店では、上記写真のように副菜が4~5種類添えられた「プレート」と言う形でご提供されています。
SHOP DATA
バタチキラバー
〒810-0023
福岡県福岡市中央区警固2丁目15−1 新警固ビル 2F
営業時間 11:30〜17:00
定休日 不定休・投稿カレンダーにて
Instagramにて確認可能