【ぼる塾】「……うっ」田辺さんが泣いてしまったぼる塾4人の福岡の夜のこと

2024.03.04

みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。

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先日、仕事で福岡に行ってきました。
ぼる塾のあんりちゃん、はるちゃん、田辺さんは福岡で『ぼる部屋』という冠番組をさせていただいています。その番組が放送3周年を記念して初ファンイベントを開催することになり、そちらに私も参加できることになったのです！　私は『ぼる部屋』の収録にきちんと参加するのは今回が初めてで、さらに福岡にしっかり降り立つことも初めてでした。

今ではすっかり福岡が第二の故郷となったぼる塾の三人は、「酒寄さんに福岡最初の一発目は何を食べさせる？」ということをずっと考えてくれていました。

あんりちゃん「福岡は美味しい物が沢山あるから迷いますね」
はるちゃん「もつ鍋、ラーメン、うどん、パン、カレー、お好み焼き、焼き鳥、寿司……全部食べて欲しい！」
田辺さん「今度は体調崩さないでよ！」
私「体調管理気をつけます！」

※私は以前単独ライブの福岡公演直前に体調を崩し、福岡に行けなかった苦い経験があります。（詳しくはこの連載の第14回目にありますのでぜひ。こう考えるとこの連載は私の歴史書と言っても過言ではありませんね）

今回は体調も万全で無事福岡に降り立つことができました！　さぁ、そんな記念すべき今回の美味しい物はこちら！　

三人から、博多もつ処もつ擴春吉店さんの博多もつ鍋

三人を代表して田辺さん

「もつってサッパリ食べられるんだ！　びっくりだよ！」

■　3人が選んだ「酒寄さんが福岡で食べる最初のメニュー」

イベント前日の夜。私は別件で先に福岡に到着していた三人と合流しました。

あんりちゃん「お店はマネージャーさんが予約してくれました！」
はるちゃん「酒寄さんが福岡にいる！　嬉しい！」

感動の再会も早々、我々はタクシーに乗り、目的地まで急ぎました。

田辺さん「今からとんでもなく美味しいもつ鍋を食べに行くわよ」
私「やった！　もつ鍋！」
田辺さん「うますぎて酒寄さん絶対泣くよ。泣かなかったら人間じゃないね」
あんりちゃん「酒寄さんが絶対に泣かなきゃいけない状態にするのやめろ」

タクシーに乗っている最中、屋台を見つけるたびに「酒寄さん見て！　屋台だよ！」と、いちいち教えてくれる三人に感謝しつつお店に到着。

田辺さん「嬉しい！　ここに来れるなんて！」
あんりちゃん「酒寄さんの台詞を奪うな」

店内は活気が溢れ、どのテーブルのお客さんも楽しそうにもつ鍋を楽しんでいます。メニューを開くと美味しそうなものが沢山並んでおり、私は嬉しいパニックに陥りました。

あんりちゃん「今日は酒寄さんの食べたい物を第一に考えましょう！」
私「どれも美味しそうで迷っちゃうよ！」
田辺さん「仕方ないわね。私たちがリードしてあげましょう。まず、博多もつ鍋はマストとして、他はどうする？　枝豆醤油バターは絶対必要ね」
あんりちゃん「酢モツもおすすめですね」
はるちゃん「胡麻風呂キムチ！」
田辺さん「それから是非、ホルモン好きの酒寄さんには【炙りホルモン串】も食べて欲しいわ！　絶対にあんた好きだよ！」

三人がリードしてくれ、最初の注文は完成しました。

はるちゃん「もつ鍋何人前にする？」
あんりちゃん「実はわたし達さっきまでずっと食べ続ける仕事だったんです」

なんと、三人は前の仕事でひたすら食べていたそうです。

田辺さん「今日は酒寄さんがメインだからね。酒寄さんがお腹が空いていたら良いのよ！　私たちはつまむ程度でね」
あんりちゃん「お店の人に何人前から頼めるか聞いて、一番少ない量にしましょう」

もつ鍋は二人前から注文可能だったので二人前注文し、メインを待っている間にサイドメニューを食べます。

私「枝豆醤油バター美味しすぎる！　枝豆ってこんな食べ方もあるんだ！　酢モツもクセが全くないね！　食感が美味しい！　キムチにジャコ乗っているのが合う～！」
はるちゃん「どれもお酒が進んじゃう！」
あんりちゃん「私ここの酢モツ大好きなんです！　やみつきになります！」
田辺さん「なんかちょっと食べたらお腹すいてきた」

そこにメインのもつ鍋が登場！

私「あれ？　私が知っているもつ鍋と違う」
田辺さん「ここのもつ鍋は【水炊き風もつ鍋】なの！」
あんりちゃん「自家製酢ダレとゆずこしょうで食べるんですよ」

もつ鍋というと醤油や味噌のイメージがあった私はその違いに驚きました。てっぺんには餃子の皮が乗っています。もつ鍋を食べるタイミングなどもお店の方が教えてくれるのでこちらは安心してサイドメニューを爆食いすることに集中できます。

田辺さん「私がよそってあげるわ」

完成したもつ鍋を田辺さんがお皿に取り分けてくれ、私は三人が選んだ「酒寄さん福岡最初の一発目」の一口を食べました。（もうサイドメニューは爆食いしていますが）

私「何これ？！　美味しすぎる！」
あんりちゃん「良かった～！」
私「もつ鍋ってこんなにさっぱり食べれるの？　でもモツのあぶらの甘みはしっかりあってたまらない～！」
はるちゃん「酒寄さんが喜んでくれて嬉しい！」
田辺さん「わたしたちもいただきましょう」
私「自家製酢ダレ美味しいね。野菜も美味しいし止まらなくなる」
田辺さん「……うっ」

私たち三人が笑顔でもつ鍋を食べる中、田辺さんが泣き始めたのです。

田辺さん「うますぎて泣ける」
あんりちゃん「ちょっと！　田辺さんが泣いてどうするんですか！」

先に田辺さんに泣かれてしまった為、泣くタイミングを失った私はひたすら食べることに専念しました。本当に止まらなくなる美味しさです。出汁が効いた野菜やモツは食べれば食べる程に美味しさが加速していき、二人前のもつ鍋はあっという間に無くなりました。

はるちゃん「全然食べられますね」
田辺さん「追加しましょう」
あんりちゃん「最初に少食ぶったのが恥ずかしい……」

三人はもつ鍋を一口食べたらお腹が空いたそうです。

田辺さん「モツ何人前注文する？　酒寄さんまだいける？　〆のお腹は絶対に取って置いてね」
私「〆の分を考えても全然いけるよ」
田辺さん「じゃあ二人前追加しましょう。野菜も二人前ね。私豆腐も鍋に入れたいわ」
あんりちゃん「豆腐良いですね」
田辺さん「じゃあ豆腐も二人前頼みましょう」

結局、もつ鍋をフル装備で二人前追加注文し、さらに酢モツ、トマキム、幻の牛レバー（低温調理済み）、馬刺しなど四人中三人がお腹いっぱいで入店したとは思えない程の盛り沢山で食べました。どれを食べても絶品で「こんなに美味しい物がこの世にあるなんて！」と感動しました。

そしてホルモン好きの酒寄さんに絶対に食べて欲しいと言われた【炙りホルモン串】！　この串が美味しすぎました！　新鮮なホルモンだからこそ出せる味なのか、ホルモンの甘みにタレが絡んで口の中でとろけます！　そこには炙りの香ばしさもあり、ホルモンの完全体です！

私「私がハリーポッターの世界に行ったらこれを魔法の杖にしたいってくらい美味しい」
田辺さん「気持ちすごくわかるわ！　でもすぐ食べちゃってあんた丸腰になるよ！」

この時点で大満足だったのですが、博多もつ処もつ擴春吉店さんはここからさらに本気を見せてきたのです。

■　〆の胡麻麵と〆の〆

はるちゃん「酒寄さん結構食べたけど〆はいけそう？」
私「全然いける」
田辺さん「私もいけるわ」
あんりちゃん「田辺さんがいけるのは知ってます」

お店に到着する前から「〆のお腹は絶対に残しておくこと」と三人に言われていた『胡麻めん』。お店のスタッフさんが目の前で作ってくれるのですが、そのパフォーマンスがすごい！　博多もつ処もつ擴春吉店さんはスタッフさんがどの方も素敵で、スタッフさんの人柄が美味しい料理をさらに輝かせているのだなと思いました。

私「何この〆！　美味しすぎる！　初めて食べる味！」
田辺さん「育ったスープを麺が吸い、そこに大量の胡麻が絡んでたまらないよね」
あんりちゃん「ここに辿り着くまでがここのもつ鍋です！」
はるちゃん「ラー油すごく合いますよ！」

胡麻の絡んだもちもちの麺がたまらなく美味しく、大量に食べた後なのにするするとお腹に入っていきます。ラー油をかけると麺に合い過ぎて腰が抜けそうになりました。

お店の方「良かったら〆の〆いってみます？　常連さんがする食べ方なんですけど」
三人「「「何それ知らない！」」」

最後の最後で三人も知らない情報が！　その食べ方は胡麻麺を作った後に残った少量のダシに大量のチーズを投入！　それを炙り、上からオリーブオイルをかけるとのこと！　こちらも目の前でスタッフさんが作ってくれて、「もんじゃのようにへらで食べてください」とへらを渡してくれました。