素手でむけばすぐ食べられる手軽さもみかんの魅力。ところでみなさんはいつも、どうやって皮をむいていますか? へたの反対側(おしり側)からペリペリと放射線状にむくのが一般的ではないでしょうか。
みかんの産地・和歌山県では、
「和歌山むき」と言われる独特のむき方があるのを知っていましたか?
「有田むき」とも言われ、みかんの産地では知らない人がいないメジャーなむき方なんだそう。この方法なら、あっという間に皮がむけちゃうんです!
【和歌山むき】のむき方
(1)へたのついている方を下にして、皮ごと半分に割ります。大ぶりの場合は少しもむといいみたいです。
(2)さらに半分に割って4分割に。身を1/4ずつ皮からはがして食べます。

むき終わりの皮はこんな感じ。最初に皮ごと半分に割るときは少し勇気がいるものの、確かにペリペリむくよりも、断然早くむける! しかも指や爪が汚れないのもポイント。
さらに、「和歌山むき」に対抗して(?)、早くむけるとウワサの「大阪むき」も紹介します。
【大阪むき】のむき方
(1)みかんの皮を細長くぐるりとむき、一周する手前で止めます。
(2)両側を開くようにしてむきます。

象の鼻のように細長くむけたら成功! この方法もかなり早くむけました!
目からウロコの「みかんの皮のむき方」、どちらが早くむけるか、ぜひ挑戦してみてくださいね♪
教えてくれたのは……
泉谷 昇さん
セレクトショップ「愛媛の食卓」店主。愛媛県だけでも40 種類以上栽培されているかんきつ類の味の違いを楽しむため、「みかんソムリエ」の資格を考案。
亀崎智子さん
管理栄養士。野菜や果物の生産、流通、栄養や調理法などについての資格「野菜ソムリエ」を保有している。みかんにまつわる知識も豊富。