
2016.12.14
おなかがぽっこり出てきたら「太ったのかも!」「やせなきゃ!」と思いがちですよね。
でも、じつはそうとも言い切れないのです。
整形外科医の中村格子先生によると、「いつも猫背で骨盤を後ろに倒した姿勢でいると、肋骨と骨盤の距離が短くなり、行き場を失ったおなかの脂肪や内臓が前や横にプニョッと飛び出すのです。こういう人は多いんですよ」とのこと。
ですから、ぽっこりお腹は太ったからではなく、姿勢の悪さに原因がある可能性も。
その場合は、やせてもぽっこりおなかは解消できません。
そこで、ぽっこりおなかを解消するエクササイズをご紹介。
姿勢を正しておなかを伸ばし、そのうえでへこませるときに働く腹横筋を鍛えて、前に出ないようにしましょう。
1、椅子に座り、左右の手の親指を肋骨に、人さし指を骨盤につけます。
2、息を吸いながら肋骨を骨盤を引き離すようにしておなかを伸ばします。肩が上がってもOK。
3、肋骨を骨盤の距離をキープしたまま、指を離し、息を吐きながら肩を下しましょう。
4、左右の手で三角形を作って下腹に当て、いったん息を吸ってから、ふーっと吐きながら下腹を内側にひっこめます。4を5回。
間違った思い込みをしていると、体型をきれいにすることはできません。
「太ったかも!」と思って食事制限などをする前に、姿勢を正すことから始めてみましょう!
監修・モデル/中村格子 撮影/三好宣弘(RELATION) スタイリング/成子美穂 イラスト/すやま ゆうか 文/編集部・南齋
記事検索