●『プリンケーキ』の作り方
材料(直径15㎝の丸型1台分)
〈プリン生地〉
溶き卵……Mサイズ5個分(250~275ɡ)
グラニュー糖……70ɡ
牛乳……400ɡ
バニラエッセンス(あればバニラオイル)……少々
〈パウンド生地〉
薄力粉……50ɡ
ベーキングパウダー……小さじ1/2
溶き卵……30ɡ(プリン生地の卵から取り分ける)
グラニュー糖……30g
サラダ油……30ɡ
プレーンヨーグルト……15g
牛乳……15ɡ
バニラエッセンス(あればバニラオイル)……少々
〈カラメルソース〉
グラニュー糖……60ɡ
水……20ml
【下準備】
・プリン生地とパウンド生地の溶き卵は、ともに室温にもどしておく。
・高さ4~5㎝の耐熱のバット[型がのせられてオーブンの天板より小さいもの]を用意し、厚手のペーパータオルを敷いて型をのせる。
・薄力粉とベーキングパウダーは、合わせて万能こし器でふるう。
【作り方】
(1)カラメルソースを作る厚手の小鍋にカラメルソースの材料を入れ[混ぜると砂糖が再結晶化して固まってしまうので、さわらないよう注意]、強火にかける。鍋を回しながら砂糖をしっかり溶かし、焦げ茶色に色づいたら型に流し入れる。
型を回しながら底全体に広げ[型が熱くなるのでやけどに注意]、固まるまでさます。
オーブンを170℃に予熱する。
〈POINT〉
ソースの苦みはお好みで調整可能。苦さ控えめにするなら、焦げ茶色になる前に火からおろして。
(2)プリン生地を作る溶き卵のボールにグラニュー糖を加え、ざらつきがなくなるまで泡立て器ですり混ぜる。鍋に牛乳を入れて中火にかけ[(3)で使う湯をここで沸かし始めるとよい]、まわりがふつふつとしてきたら火を止める。
卵のボールに少しずつ加えながら混ぜ、バニラエッセンスを加える。万能こし器でこしながら(1)の型に流し入れ、表面に厚手のペーパータオルをさっと当てて、浮いた泡を取り除く。
(3)プリン生地をオーブンで蒸し焼きにするバットに型の高さの半分まで熱湯を注ぎ入れる。
170℃のオーブンに入れ、150℃に下げて35分ほど焼く[焼き上がる10分前に(4)を始める]。
(4)パウンド生地を作るボールにパウンド生地の溶き卵、グラニュー糖を加えて泡立て器でよく混ぜる。サラダ油、ヨーグルト、牛乳、バニラエッセンスを順に加えてそのつど混ぜ、ふるった粉類を加えてなめらかになるまでよく混ぜる。
(5)パウンド生地を流し込み、オーブンで蒸し焼きにする焼き上がった(3)を天板ごと取り出し、(4)をプリンの外側から中心に向かって回し入れる。スプーンの背で表面全体に広げ、160℃のオーブンでさらに25分ほど焼く。
(6)冷蔵庫で冷やし、型から取り出す型を天板とバットからはずし、そのまま粗熱を取る。冷蔵庫に3時間以上置き、完全に冷やす
※1。
型とプリンの間にパレットナイフ
※2 を底まで差し入れ、ぐるりと一周させる。底からカラメルが上がってきたら、皿をかぶせてひっくり返し、取り出す。
〈POINT〉
プリンケーキの側面が削れてしまわないよう、パレットナイフは型に沿って、慎重に動かす。
※1 型がブリキ製の場合、完全に冷えたらできるだけ早く型から取り出して。長くおくとプリンに黒ずみが出たり、金属臭がうつりやすくなります。※2 バターナイフや刃が薄めのナイフでもOK。できあがった『プリンケーキ』がこちら!

もう~なんて豪華で、美しい姿なの……!
卵の風味豊かなプリンとほろ苦いカラメルソースがしみ込んだケーキは相性抜群!
一口食べれば、ぷるっじゅわっとした食感に感動してしまいます……。
子どもから大人までみーんなが喜ぶ『プリンケーキ』。
ぜいたくなおやつの時間を過ごしたい日に、おすすめの一品です。
(
『オレンジページ』2022年7月2日号より)
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