
2016.07.04
2021年7月11日更新
梅雨があけ夏本番になると、暑さで寝苦しく、睡眠不足になる方も多いのでは?
そんな寝苦しい夜の味方、「クーラー」!
あなたは正しいクーラーの使い方を知っていますか?
睡眠に詳しい、作業療法士の菅原洋平先生にお聞きしました。すると……
寝ている間は、クーラーをつけっぱなしにする!
「ええー! 体に悪そう!」なんて声が聞こえてきそうですが、これには理由があるそう。
人は、体の深部体温を下げることで深い眠りにつきます。そこで、快適な室温を一定に続くようにすれば、この体温リズムが整い、熟睡できるのだということ。
さらにここで、もうひとつ。
一番最悪なのは、明け方になって、クーラーをつけるパターン!
「な、夏は毎日やってる…!」「明け方って暑くなるじゃん!」という声が今にも聞こえてくるよう。寝る前、2~3時間後で切れるようにタイマーを設定し、寝入りは快適だったけど、明け方に暑くなってクーラーをつけちゃうなんて、夏場によくある話なのですが……。
明け方は目覚めるために体の深部体温を上げようとしているのに、急にクーラーで冷やすと体温が上がりにくくなり、目覚めが悪くなってしまうのです!!
理想的な設定は28℃。部屋を冷やしすぎない除湿モードが最適と菅原先生。
日中にこもった室内の熱気を冷やすため、就寝の1時間前からつけておくと、快適に寝られるそうです。
クーラーをかしこく使って、暑い夏でも熟睡して乗り切りましょう!
(『オレンジページ』2016年7月17号より)
監修/菅原洋平、イラスト/小林晃、文/編集部・堀部
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