
2018.09.10
毎日の生活に欠かせない、スーパーマーケット。いつもこのスーパーに行く、という方もいれば、いくつかのスーパーを使い分けている方もいらっしゃいますよね。
「スーパーマーケットには、じつはそれぞれ強みがあります。売り場で『あるもの』をみればすぐにわかるんですよ」と話すのは、ショッピングアドバイザーの今野保さん。
大手スーパーマーケットに二十数年勤務し、店舗経営に携わった後、現在は全国のスーパーに店づくりのアドバイスを行っている、まさに「スーパーマーケットの達人」。
そんな今野さんが教える、各売り場のチェックポイントがこちら!
【肉売り場は、牛肉やひき肉をチェック!】
肉の鮮度は、色が変わりやすい牛肉やひき肉を見るとよくわかります。赤い色が鮮やかでくすんでいないものが新鮮。ひき肉は、つぶの角がつぶれていないか、汁が出ていないかもチェックしてみましょう。
「豚肉や鶏肉は見た目では判断しにくいもの。見た目にでやすい、牛肉とひき肉の品質がいい店は、他の肉も新鮮ですよ~」(今野さん)。
【魚売り場は、まるごとの一尾魚が多いかチェック!】
今野さんが「このスーパーはとくに、魚に強い」と思うのは、まるごとの一尾魚がたくさんある店だそう。旬の一尾魚があるということは、独自の仕入れルートがあったり、魚の目ききのスタッフがいて、魚介全般の品質が高い証拠。
「魚売り場は、管理に手間がかかります。そこにあえて力を注ぐということは、そのスーパーに魚を食べてもらいたい、という強い思いがあるといえます」(今野さん)。
【惣菜売り場では、ポテトサラダ・うの花・コロッケをチェック!】
「スーパーのお惣菜は、手作りをしているか、大量生産のものを仕入れて小分けにしているかで断然味が変わってきます」(今野さん)。
見分けるポイントはポテトサラダ、うの花、コロッケ。この3品は、スーパー業界がお惣菜を売り出した当初から作られているため、オリジナルレシピで作っている店もあるそう。「ぼくの経験上、この3品がおいしい店は、他のお惣菜も手作り率が高く味にハズレがないですよ」(今野さん)。
自分がよく行くスーパーを比較して納得するもよし。新たな魅力を発見して使い分けるもよし。賢く利用するヒントにしちゃいましょう♪
イラスト/なかきはら あきこ 文/編集部・吉川
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