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2018.09.04
美しくありたいと、ダイエットに夢中になる女性は多いようです。
適正体重を維持することは、もちろん大切。でも「やせすぎ」になると、将来の健康リスクがグンと高まるので、要注意です！
東京都健康長寿医療センター研究所副所長の新開省二先生によると、「肥満が生活習慣病の原因になることは広く知られていますが、実は年齢が上がると、肥満よりも、やせすぎのほうが心配です。当センターで、高齢者1048人の体格と生存率の関係について8年間調査を行ったところ、やせている人（BMI値が男女とも20未満）は、太っている人（BMI値が男性24、女性25以上）と比べて死亡率が高いという結果が出ました。これは、やせすぎの人は必要な栄養が不足していて、筋力・体力が低く、血管がもろいため、脳梗塞や脳出血の発症率が上がることなどが原因と考えられます」。
寿命を縮める「やせすぎ」を防ぐ＆健康的なダイエットを成功させるには、まず食生活の見直しが大切だそう。「1日3食、栄養バランスのよい食生活を心がけてください。特に、体をつくるもととなる肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などのたんぱく質をしっかりとることが大切です」（新開先生）。
適正体重で健康をキープするため、ぜひ覚えておきましょう！
イラスト／霜田あゆ美 文／編集部・今田
（『おとなの健康vol.8』／オレンジページ刊）より
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