
2018.08.02
きゅうりがおいしい時期がきました。でも水分が多くて傷みやすいから、冷蔵庫に入れていても、しなしな&ぶよぶよになりがちですよね。なのにちょっと余ったり、自家菜園でたくさん取れたり、田舎から箱で送られてきたり。どうしよう……と困ったあなたに、新提案!
「きゅうりは、まるごと冷凍できるんです!!!」
私も最初は、半信半疑! 夏野菜の中でもとくに水分が多いから、冷凍すると水分がぬけておいしくなさそう。するとしても、塩もみが必要だと思っていたのですが……。食べるときに工夫すれば、まるごと冷凍したきゅうりもおいしく食べられるようになるんです。
その工夫と食べ方がこちら。
●冷凍庫から出したら、常温に5分ほど置いて。すると包丁で切ることができるようになります。
●中が凍ったまま厚めに切って、溶ける前にピクルスや浅漬けなどの液につけて。解凍されて水分が出ながら、味がしっかりしみこみます。
●薄く切って全解凍し、水気をしぼると塩もみした状態に! ポテトサラダに入れたり、酢のもので食べると〈ポリポリ〉とした食感が楽しめます。
さらに、断然おすすめの食べ方が、薄切りして中が凍ったまま食べること! 溶け切る前に食べれば、シャリシャリのシャーベット状態が楽しめます。これは冷凍でなければ味わえません~~! 豚しゃぶや冷やっこ、冷やし中華などにのっけて食べれば、暑い夏でも食が進む一品になります。
〈まるごと冷凍〉を教えてくれた、食品保存アドバイザーの島本美由紀さんによると、〈まるごと〉だからこそ、いいことづくめなのだとか。切ったり塩もみする下準備がないほか、まるごとだから劣化しにくいので、冷凍用保存袋に入れるだけ(ラップもなくてOK)。しかも保存期間が1ヶ月もあるんです。
ほかにも、まるごと冷凍できる夏野菜はいろいろ。実もの&小ぶりなものが多い夏野菜だからこそ、おすすめの保存方法なんですよ。
これはやるっきゃない! おいしくて便利な〈まるごと冷凍〉で暑~い夏を乗り切りましょう!
(『オレンジページ』2018年8月17日号より)
料理・監修/島本美由紀 撮影/南雲保夫 文/編集部・堀部
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