うまみや風味がよく、しゃきっとした食感が魅力のたけのこ。
米ぬかと唐辛子ゆでてあく抜きするのが一般的ですが、米ぬかがキッチンの排水溝に詰まったり、シンクが汚れたりするのがちょっとおっくう……。
そこでおすすめしたいのが、
米ぬかをお茶用パックに入れてからゆでる方法。ゆでたあとはお茶用パックを捨てるだけなので、
後片づけがとってもラク!
たけのこの皮のすきまに米ぬかが入ることもないので、ゆであがった後に
たけのこを洗うのも簡単。
王道の炊き込みご飯のレシピも紹介。ぜひ今年はこのやり方で試してみて!
『たけのこのあく抜き』
材料(作りやすい分量)
たけのこ……2枚(約800ɡ)
米ぬか …… 20ɡ
赤唐辛子 ……1本
下準備

市販のお茶用パック2袋に、米ぬかを10ɡずつ入れる。
作り方
(1)

たけのこはよく洗う。穂先1/5ほどを斜めに切り落とし、切り口から根元に向かって縦に1本、深さ1~2㎝の切り込みを入れる。穂先は皮が多く重なっているので深めに、根元は浅めに切り込みを入れる。
(2)

口径約18㎝の鍋にたけのこ、ぬかパック、赤唐辛子とかぶるくらいの水を入れ、強火にかける。沸騰したら落としぶた※をして弱めの中火にし、表面が静かにくつくつ煮立つ程度の火加減で1 時間30 分ほどゆでる。途中で水が少なく
なったらそのつどたして同様にゆでる。
※なければ、鍋の口径よりひとまわり小さい耐熱の平たい皿をのせ、たけのこが浮いてこないようにする。(3)

根元に竹串を刺して、すーっと通ったら火を止め、そのままさます。

水でよく洗い、皮を2~3 枚むく。

さらに根元のほうをひねって皮をちぎりながら、すっと抜くように6~8 枚むく。

穂先の根元が柔らかければ、これ以上むかなくてOK。

縦半分に切って保存容器に入れ、かぶるくらいの水を加えて冷蔵庫で保存する。2~3 日ごとに水を替え、1 週間を目安に食べきる。
たけのこご飯にするときは
材料(4人分)と作り方
(1)
米2 合(360㎖)はといで30 分以上浸水し、ざるに上げて水けをきる。ゆでたけのこ1本分(約150ɡ)は根元から5㎜ほどと、黒い部分を切り落とす。根元は薄いいちょう切り、穂先は堅いところがあれば切って放射状に幅7~8㎜に切る。油揚げ1 枚は1㎝四方に切る。
(2)
炊飯器の内がまに米、だし汁330㎖、酒、薄口しょうゆ(なければしょうゆ)各大さじ1を入れてさっと混ぜる。たけのこ、油揚げを広げてのせ、普通に炊く。炊き上がったら塩小さじ¹⁄₄を加えて全体を混ぜ、器に盛る。好みで三つ葉適宜を添える。
これなら手軽にあく抜きができそうですよね。新鮮なうちにゆでて、おいしい風味と食感を楽しんでみては。