ふんわりとしたパン生地に、カリッと甘いビスケット生地をまとった
メロンパン。
子どもから大人まで人気の定番パンですが、なぜ「メロンパン」という名前なのでしょう?
メロンの味がするわけでも、メロンが入っているわけでもないし……。
じつは、その名前の由来には諸説あるんです。
そこで今回は、意外と知られていないパンのトリビアをご紹介します!
メロンパンの名前の由来は?

メロンパンの名前の由来には諸説あり、大きく分けて3つの説が知られています。
1つ目は、
メロンに似せて作られたパンという説。
2つ目は、
外見がメロンに似たパンがあり、
それが「メロンパン」と名づけられたという説。
3つ目は、メロンパンの特徴であるビスケット生地に
メレンゲが使われていたことから、
「メレンゲパン」と呼ばれていたものが、なまって「メロンパン」になったのでは、という説。
今のところ、どの説が本当かはわかっていません。
いまだにはっきりしない謎多きパン
メロンパンは地域によってもさまざまで、広島県や兵庫県などでは、
ラグビーボールのような形をしているものも。さらに、中国・四国・関西エリアの一部では、丸い形状のメロンパンを
サンライズと呼んでいます。
表面にビスケット生地がのっているパンをメロンパンと呼ぶことが多いですが、ビスケット生地がのっていなくてもメロンパンという名称で販売されているものもあり、いろいろ謎に包まれているパンなのです。
地域によって形や呼び名も違うなど、意外と奥が深いメロンパン。
普段何気なく食べていたパンも、ちょっと見方が変わるかもしれません。
次にお店で見かけた際には、その違いにも注目してみてくださいね!
教えてくれたのは……
一般社団法人日本パン工業会
大手製パン業者による団体。日本の製パン業の健全な発展を図り、国民の食生活の改善と文化の向上に貢献することを目的とし、環境・食の安全と安心への取り組みを行っている。