こんがり焼き上げたきつね色の餃子に、皿からあふれんばかりのとろ~り熱々のあん。
今すぐ箸を伸ばしたくなるこの一皿は、「兆徳(ちょうとく)」の隠れた人気メニュー・あんかけ餃子。地元の常連客はもちろん、グルメ通をも虜にする逸品です。
今回は、その誕生秘話を店主・朱徳平さんに伺いました。知れば知るほど食べたくなる、あんかけ餃子の魅力に迫ります!
町中華の名店「兆徳」名物・あんかけ餃子の誕生秘話

「揚げ餃子にあんをかけたのは、日本の人においしいと思ってもらえる味を出したくて」と中国・洛陽出身の店主・朱徳平さん。中国と違って、日本人は餃子とご飯をセットで食べるため、ご飯にからむよう、あんをたっぷりかけたのが始まりだと言います。

にんにくを使わない餃子を、 一日平均1000個手包み。

大きな中華鍋で炒めるように一気に揚げます。
甘酸っぱいあんは、味わいの決め手になるだけでなく、ご飯好きの日本人のために生まれたアイデアだったんです。
あんかけ餃子と白ご飯の組み合わせは、一度食べたら止まらないおいしさ。ぜひ、町中華の名店が生み出した本場の味を堪能してみてください!

「兆徳」
東京都文京区向丘1-10-5
TEL 03-5684-5650
【平日】
11:30~14:30、17:30~23:00
【土・日曜、祝日】
11:30~14:30、17:30~22:00
月曜定休
※揚げ餃子700 円(税込み)。 平日夜と土・日曜、祝日の限定メニュー
「兆徳」の店主・朱徳平さん

中国・洛陽出身。東京・本駒込にある町中華の名店「兆徳」の店主。パラパラの「玉子チャーハン」や、香ばしい「ニラそば」など、一度食べたら忘れられない味で、地元の常連客からグルメ通まで幅広い支持を集めている。
(『オレンジページ』2025年1月17日号より)
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