行列のできる定食屋・菱田屋の5代目店主、菱田アキラさんに教わった『
飲めるポテサラ』。ポテサラは自己流で作りがちですが、ちゃんと作ることで格別においしく仕上がるんです。
「じゃがいもはやっぱり、ほっくりとした男爵系がおすすめ。ベーコンの脂のうまみを加えることで、つまみ度がグッと上がるよ」と菱田さん。人々を虜にするその秘訣を、ぜひレシピでチェックしてみてください!
『飲めるポテサラ』のレシピ
材料(作りやすい分量※)
じゃがいも(大)……5~6個(正味1kg)
きゅうり……1本(約100g)
玉ねぎ……1/2個(約100g)
ベーコン(切り落とし)……150g
すし酢……大さじ2
〈A〉
マヨネーズ……200g
練り辛子……小さじ2
こしょう
塩
サラダ油
※菱田屋の作りやすい分量はかなり多め。密閉容器に移し、冷蔵庫で2日ほど保存できますが、材料をすべて1/2量にして同様に作っても、おいしく仕上がります。ちなみに菱田屋酒場では2日目のサラダをコロッケにすることもあります。
作り方
(1)じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、蒸気の上がった蒸し器に入れ、20分ほど蒸す。取り出してボールに入れ、熱いうちにマッシャーなどで粗くつぶし、すし酢、こしょう少々を加えてさっくりと混ぜ、そのまま粗熱を取る。
(2)きゅうりは幅3mmの輪切り、玉ねぎは横に幅3mmに切ってともにボールに入れ、塩小さじ1をまぶして20分ほどおく。水洗いして、水に3分ほどつけてからざるに上げ、ペーパータオルではさんで水けを取る。〈A〉は混ぜる。
(3)フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、ベーコンを炒める。脂の部分が透き通ってきたらじゃがいものボールに油ごと加えて混ぜる。きゅうりと玉ねぎ、〈A〉を加えてあえる。
菱田屋流・うまいのコツ
じゃがいもの粗熱を取りながら水分をとばす。これでマヨネーズがよくなじむし、ほくほくの仕上がりに!
菱田屋流・味つけのコツ
●こく「マヨネーズ」まろやかなこくと、ほどよい酸味をもたらす味つけのベース。
●甘・酸「すし酢」じゃがいもの下味に。ほんのりとした甘みも加わって、ぐっと食べやすくなる。
●辛「練り辛子」マヨネーズに混ぜて味をひきしめ、つまみにぴったりの味に。
みんな大好きポテトサラダ。おつまみにもぴったりのこの一品で、おうちの晩酌レベルがぐっとアップ! ベーコンの香ばしさとじゃがいものほっくり感を味わいながら、幸せなひとときをお楽しみください。
教えてくれたのは……
菱田アキラさん
創業100年を超える、東京・駒場東 大前の定食屋「菱田屋」の5代目店主。 「菱田屋の料理で、ゆっくりお酒が飲 みたい!」というリクエストにこたえ、 2021年に「菱田屋酒場」をオープン。 受け継いだ昔ながらの味を守りつつ、 酒場オリジナルの料理を提供し、人気を集めている。