家族そろって筋金入りのインドア派。身近にキャンプ好きの友人も多く、アウトドアへのあこがれはあったものの「車も道具もないし……」と一歩が踏み出せずにいました。でもこの夏、
あこがれのアウトドアライフを手軽に実現できるアイテムに出会ったのです。それが、イケアの折りたたみチェア。
イケア STRANDÖN/ストランドン 折りたたみチェア グリーン 3999円(消費税込み)
●価格は店舗によって異なる場合があります。在庫状況はウェブサイトを確認してください。
●幅:58cm 奥行き:63cm 高さ:88cm シートの奥行き:35cm シートの幅: 40cm シートの高さ: 35cm 重さ: 2.32kg(パッケージ込み)
コンパクトなサイズながら、大人が座ってもグラグラしない抜群の安定感です。さらに、小さく折りたためて、専用ケースに入れると持ち運びもラクラク。レトロな雰囲気のおしゃれなデザインも気に入って、購入することにしました。
そもそもこの椅子を購入したきっかけは、最近アウトドアにハマっている友人にデイキャンプに誘われたこと。「道具はこっちにあるから、自分用の椅子だけ持ってきてね~♪」ということで、キャンプ用品店に行こうかと考えていたところ、たまたま立ち寄ったイケアでふと目に留まったのがこの椅子でした。
せっかくだから、キャンプ以外でも使えないかと自宅のリビングに置いてみたところ、これが大正解。ふだんの暮らしでも活躍することになったのです。家事や仕事の合間に窓辺に置いてカフェタイムをしたり、来客時のサブチェアとして活用したり。ひょいと片手に持って、いろんな場所で役立つすぐれものです。
①ベランダでナイトピクニック!月を眺めて非日常の解放感を堪能
そして、今いちばんお気に入りがこちら、ベランダでナイトピクニック。満月のある日、椅子を持ち出してお月見をしました。お風呂上がり、冷えたフルーツビネガードリンクを飲みながら、やさしい月の光に包まれてぼーっとする時間は格別。おうちにいながら、非日常の解放感を味わうことができました。
涼しい日の昼間はベランダピクニックも◎。
ベランダピクニックに味をしめて、今度は自転車で買い物に出かけるときも椅子を持参しました。店に向かう途中の多摩川河川敷で、ソロキャンプならぬソロピクニックをしようと考えたのです。持ち物は、椅子と水筒と読みかけの本のみ。自転車のかごにも余裕で納まります。
②近所の風景が一変!河原チェアリングであわただしい日常をリセット
河川敷をサイクリングしながら、ちょうどよさそうな大きな木を見つけたので、さっそく木陰に椅子をセッティングしました。
木陰に座って、まずはコーヒーを飲みながらホッとひと息。遠くまで続く水面をぼーっと眺めていると、せわしない日常から離れ、心に静けさが広がります。ふと見上げると、やわらかな木漏れ日。目を閉じて、風にそよぐ木々の音に耳を澄ませます。
自転車で通り過ぎるだけでは気づかなかった景色。こうして座っていると、身近な自然がまったく違って見えるから不思議です。遠くに行かなくても、キャンプ場でなくても、椅子ひとつで立派なアウトドアになる。これは新たな発見でした。
この椅子の魅力は、なんといっても座りごごちのよさ。座面がほどよくカーブしているから、まるで全身が包み込まれているような感覚。
背もたれが高く、身長160cmの長女が座ると、下の写真のように、頭まですっぽり納まります。
③組み立て&収納がラクラク!お手入れもサッとひと拭き
簡単に開閉できるのもポイント。椅子の脚を広げて座面シートの四隅を差し込むだけで、はい完成!
しまうときも座面シートをはずして、折りたたんだ脚部分をくるくる巻いて、ケースにポン。あっという間に撤収完了です。
脚に土がついたら、さっと水拭きするだけでOK。汚れがするするっと落ちます。
④早朝チェアリングで自然の恵みからパワーをチャージ!
朝イチの公園もおすすめ。夏休みに入ったある日、子どもとよく行く近所の森林公園に出かけました。朝の公園は人が少なく、空気も澄んでいて気持ちがいいもの。椅子を置いて、大木の下で本を読んでいると、小鳥のさえずりが聞こえます。備えつけのベンチもあるけれど、自分の椅子ならお気に入りの場所を自由に選べるし、太陽の動きに合わせて、直射日光が当たらない位置に移動できるのも利点です。
椅子の持ち込みや飲食が禁止されている場所もあるので、公園や自治体のルールを確認するようにしましょう。
朝起きてすぐ、マンションの屋上に椅子を持ち出すと、ちょうど朝日が昇ってきました。刻一刻と変化する空の色。自然が生み出す壮大なスケールのショーに、時を忘れてただただ見とれていました。
この夏、アウトドアライフに一歩踏み出すきっかけをくれた小さな椅子。これからも私の世界を広げる心強い相棒になりそうです。
この記事を書いたのは……
ライター・雅子
テレビ局や出版社に勤務した後、フリーライターになる。3人の子育てをしながら、すっきり暮らす「ゆるミニマム」を実践。部屋に物を増やさないために、物選びには徹底的にこだわる。最近のマイブームは、築20年の自宅マンションをプチリフォームすること。
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