カリッと揚げたポテトと、濃厚バターの相性がばっちりなのは、言わずもがな。
そこに、うまみたっぷりの塩辛が加わると……、これがもう~たまらなくうまい! 〈背徳の味〉とは、まさにこのことですね。
行列のできる定食屋「菱田屋」の店主、菱田アキラさんに教えてもらった間違いない一品です。
『フライドポテト 塩辛バター』のレシピ
材料(2~3人分)
じゃがいも(大)……2個(約380g)
〈塩辛バター(作りやすい分量)〉
いかの塩辛……100g
バター……150g
塩
揚げ油
作り方
(1)

塩辛バターを作る。バターは室温にもどす。いかの塩辛は細かくたたく。フライパンに塩辛を入れて中火にかけ、いかの色が変わるまで炒めて耐熱のボールに取り出し、粗熱を取る。

バターを加えて練り混ぜ、ラップにのせて、直径3cmほどの円柱状に整えながら巻く。さらにアルミホイルで巻き、冷蔵庫で冷やし固める。
(2)
じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま1個ずつぬらした耐熱のペーパータオルで包み、さらにラップで包む。電子レンジ(600W)で6~8分、竹串がすっと通るまで加熱してそのままさまし、4つ割りにする。

揚げ油を中温
※に熱してじゃがいもを入れ、2~3分揚げて油をきり、塩ひとつまみをふって器に盛る。熱いうちに、幅1cmに切った塩辛バター2切れをのせる。
※170~180℃。乾いた菜箸の先を鍋底に当てると、細かい泡がシュワシュワッとまっすぐ出る程度。【POINT】塩辛は炒めてからバターと合わせることで、くせが風味に変わり、香りよく仕上がります。ご飯のお供のイメージが強い塩辛ですが、いかの肝のうまみとしっかりとした塩けをいかし、アンチョビーのように調味料としても使えます。
〈
塩辛バター〉は2週間くらい日もちするので、バゲットやご飯にのせてアレンジを楽しんでみてくださいね♪
教えてくれたのは
菱田アキラさん
創業100年を超える、東京・駒場東大前の定食屋「菱田屋」の5代目店主。「菱田屋の料理で、ゆっくりお酒が飲みたい!」というリクエストにこたえ、2021年に「菱田屋酒場」をオープン。受け継いだ昔ながらの味を守りつつ、酒場オリジナルの料理を提供し、人気を集めている。(
『オレンジページ』2024年6月2日号より)
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