「北海道から仙台に遊びに来ても、観光せずにずっと家族の料理を作ってくれる祖母。仙台の郷土料理であるあおば餃子とリラックス効果のあるナッツを組み合わせた料理を作り、祖母に安らいでもらいたい、まだまだ長生きしてほしいという思いをこめました。ナッツは使う種類によって風味や食感が異なるので、料理の幅が広がりそうです」
「もともと活動的だった祖父ですが、大きな手術をしてから体力も食事量も減。そこで、一品でも充分な栄養をまかなえる料理をめざして作りました。白玉粉で作った皮で、五大栄養素に基づいて選んだ鶏肉、しょうが、えのきだけ、豆腐、卵、長いもを混ぜて作った栄養だんごを包み、まんじゅうに。柔らかいので年配の人も無理なく食べられます」
「メンバーの一人である横堀さんの曽祖父は御年93歳。『畑でできすぎた野菜を家庭科部で使ってほしい』という依頼から、『お礼に、畑でとれた野菜を使ったお弁当を作って届けよう』ということになり、今回の料理が生まれました。宝袋焼きをはじめとする5つのおかずに、鮭めしおにぎり2個を添えて、家族の愛と感謝が詰まったお弁当です」
「私たちの学校は中高一貫。中学時代にお世話になった上野先生が、いつまでも大好きな野球を続けられるよう、おいしく栄養満点のサンドイッチを考えました。具材にはりんご、にんにく、ごぼう、フリルレタス、奥入瀬ガーリックポークなど地元産の食材をふんだんに使い、ガツンとした肉々しさを感じつつも栄養面もバッチリです」
「ソフトボールチームに所属する母は、どんなときも全力投球!そこで今回は、母の大好物であるナンを使った、スポーツ後の疲れた体が癒える料理を考えました。具材は、疲労回復効果が期待できる熊本の郷土料理・辛子れんこんと、たんぱく質が豊富なつくねハンバーグ。食欲をそそるカレーソースをいっしょにはさみ、ボリューム満点の一品です」
「亡くなった曽祖父が生前作ってくれたから揚げが大好きで、その思い出を大切にしたくて考案しました。健康を気にしている母のため、ころもにはヘルシーな米粉を使用。好き嫌いの多い妹でもおいしく食べられるよう、『おろししょうがだれ』『梅しそおろしだれ』『香味だれ』と3種のたれを用意して、家族への思いをこめた『こめから』です」
「将来は菌や発酵の研究をしたい!そんな私に、発酵の魅力を教えてくれた先生へ感謝の気持ちをこめ、発酵づくしの料理を考えました。甘酒、みそ、塩麹など日本ならではの発酵食品を使って作ったのは、5種類のおすし。忙しい先生でもすぐに食べられるよう一口サイズにし、発光するような笑顔になってもらうべく、彩りも意識しました」
「ちくわ好きの祖父、骨粗鬆症の祖母に喜んでもらえる料理を考案しました。私の住む徳島県小松島市の特産品である竹ちくわをイメージし、ちくわの中にはいんげんを。フランス料理風にバターやオイルをたくさん使いつつ、カルシウム豊富なつるむらさき、日本人になじみのある大葉、ガリ、すだちを加えて、さわやかに仕上げました」
「式根島は人口約400人、少子高齢化も進んでいます。そんな式根島を多くの人たちに知ってもらい、式根島を盛り上げ、いつも私たちを見守ってくれている家族や島民の人たちを笑顔にしたいと思い、島の特産品である『明日葉』『島のり』『鯛』を使ったチャーハンを作りました。いつか観光客の人たちへの提供にも挑戦したいです」
「今年の夏、私たち4人はバレー部を引退。大好きな顧問の先生に、なかなか素直に言えなかった『ありがとう』の言葉を、料理を通して届けます。メイン料理は、沖縄食材である魚・グルクンの握り飯。おからで作ったヘルシーなコロッケと、沖縄で親しまれている魚・ミジュンのつみれ汁を添えて、主食・主菜・汁もののセットを作りました」
「SDGsの取り組みとして、子ども食堂へ提供するべくレシピを考案。子どもたちに元気に過ごしてほしい、沖縄食材を好きになってほしいという思いをこめました。ゴーヤーは塩、砂糖でもみ、生地に練り込むことで苦みを軽減。うこんで味つけした合いびき肉、トマト、パイナップル、チェダーチーズを巻き、栄養満点で色鮮やかなタコスの完成です」
「大会に向けて練習を頑張っている器械体操部のみなさん。合宿中は自炊していると聞いたので、応援の気持ちをこめ、私たちで昼食を作ることにしました。いいパフォーマンスができるよう、レバーとれんこんを使ってアスリートが必要な栄養素がまとめてとれる一品に。レバーは細かく刻み、苦手な人でも食べやすいよう工夫しました」
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