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そうだ、瀬戸内へ、行こう【直島旅レポ】

みなさまこんにちは!香川県出身、オレぺエディター3期生のさやです。

さて、瀬戸内国際芸術祭をご存じでしょうか。3年に1度、瀬戸内海の島々を舞台に開催される世界的な芸術イベントです。今年は新たに香川県側の沿岸部も舞台に加わったそうです。
2010年の初開催以来、2025年で6回目の開催を迎えます。世界的なアーティストの作品が集結する現代アートの祭典が楽しめます。

春、夏、秋会期とあり、現在は秋会期(10月3日~11月9日)が開催中です。会期中は国内外から観光客が殺到し非常に混雑します。特に人気の島である、直島、豊島、小豆島、女木島、男木島に行く場合、土日だと希望の船便に乗れない、なんて事態も発生するようです。

そこで皆さまにおすすめしたいのが、「会期外の時期に瀬戸内の島巡りをする」ことです。

実際私は香川県に帰省した際にちょこちょこ島巡りをしているのですが、そのほとんどが瀬戸内国際芸術祭が開催されていない時期となります。

今回、秋会期開催前に直島に行ってきたので、その様子を皆さまにお伝えしたいと思います♪

そもそも、直島とは

瀬戸内海に浮かぶ島々の中でも、直島は国内外からアート好きが訪れる“現代アートの聖地”として知られています。直島までのアクセスは、高松駅近くの高松港から高速旅客船で約30分です。

船の中の様子。壁にもアートが飾られています。

古くは製塩業や海運業で発展した直島。近年、滞在そのものがアート体験になるような洗練された宿が複数誕生しています。

日帰りでももちろん楽しめますが、1日ですべての施設をまわることができないほど、アート作品が多数あります。直島でアートや自然を思い切り満喫したいという方におすすめな宿をご紹介します◎

直島で宿泊といえば、“現代アートの聖地”の象徴である建築家、安藤忠雄氏設計のこちらのホテルが有名です。美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館されたそうです。自然とアートと建築が融合した空間で特別な体験ができます。

近くには、同じく安藤忠雄氏設計の「地中美術館」もあります。

海に面した絶好のロケーションにあるこちらは、2019年にオープンしたグランピング型リゾート施設です。日中は島のアートを巡り、夕方以降は夕陽、波音、美しい星空、柔らかい潮風と自然に癒される時間が待っています。

上記以外にも民宿等もありますので、各々のスタイルにあった宿泊施設を探されてみてくださいね☺

直島新美術館

2025年5月にオープンした直島新美術館。地上1階、地下2階の3階建てです。

建築は、30年以上にわたって直島の一連のアート施設を手がけてきた安藤忠雄氏が設計しており、「直島新美術館」で手がける建築は10番目となるそう。

「宮浦港」からは町営バスで約6~8分、バス停「桃山」で下車し、そこから徒歩約10分で「直島新美術館」に到着します。「直島新美術館」と記されたスタイリッシュなコンクリートの壁を横目に、その先にある96段の階段を上り、緩やかな坂道を歩くと美術館に到着します。

安藤忠雄氏といえば、コンクリート建築が有名。地上1階から地下2階までをつなぐ階段は、打ちっぱなしの無機質なコンクリートと天井から差し込む自然光が見事に調和しています。

特に印象的だったのは、99体のオオカミが全力で走り、ガラスの壁にぶつかる巨大なインスタレーション(蔡 國強《ヘッド・オン》2006年)や、カラフルなメッシュ状の布で建物を表現した作品(ソ・ドホ《Hub/s 直島、ソウル、ニューヨーク、ホーシャム、ロンドン、ベルリン》2025年)です。是非見てみてくださいね。

鑑賞の前後に是非立ち寄ってほしい、海が一望できる絶景カフェ

直島新美術館の前後にぜひ立ち寄ってほしいのが、1階にある多目的カフェスペース「&CAFE」。テラスはもちろん、室内からも瀬戸内海が一望できます。

美術館が島の東部に位置するため、遠景が街ではなく、ひたすら海と島が広がります。
N・S・ハルシャ《幸せな結婚生活》2025年。3面の壁に、インコによる「結婚式」「調理」「食事」の様子が描かれています。見ているとスタジオジブリ作品の「君たちはどう生きるか」に出てくる鳥たちを思い出しました。
開放的な空間がたまりません。
今回頂いたランチはこちら。右側は瀬戸内プレート、左側は南インド風ヴィーガンプレート。各限定30食。
フードメニュー一覧はこちら。デザートも気になりましたが今回は見送ることに。

Kagawa shitsugei gallery 彩(いろどり)

香川の漆芸三技法を用いた工芸品の展示・販売が行われているKagawa shitsugei gallery 彩

「重要無形文化財作家や気鋭の香川漆器作家による高い技術を用いた作品を常設展示場で紹介している他、様々な企画展が定期的に開催」(HPより抜粋)されています。ギャラリー内には香川漆芸のショップも併設されていて、美しい作品群に目を奪われます。

ギャラリーは完全事前予約制とHPには記載されていますが、私は当日予約なしで訪問、快く中に入れてくださいました。スタッフの方が丁寧に漆芸のお話や作品の紹介をしてくださり、思いがけず香川の伝統文化に触れられ、充実した時間を過ごしました。現代アートに加え、伝統的なアートも見ることができ、学びの多いこちらの場所。是非立ち寄ってみてください☺

美しいお茶道具を発見。瀬戸内国際芸術祭の秋会期に向けた展示の準備中だったにも関わらず、快く案内・鑑賞してくださいました。スタッフさんの優しさに心が温まります。

散策の合間に行きたいコーヒーショップ、おかしとコーヒー

散策の途中に見つけたカフェ、おかしとコーヒー。写真の左側の敷地に椅子とテーブルがあり、そこで休憩ができます。開放感あふれる場所で気持ちよかったです!

焼き菓子、チャイシロップ、指輪(も手作り!)などのアクセサリーも販売されていました。
アイスカフェラテとチャイラテ。チャイラテの甘さは疲れた体に沁みました。

ANDO MUSEUM

ANDO MUSEUMは、建築家・安藤忠雄が設計した美術館で、築約100年の古民家を改修し、木造とコンクリートが融合した空間で、安藤忠雄氏の建築思想と直島の歴史が紹介されています。

館内は小規模なので、15分~30分程で鑑賞が可能です。建築好きの方には是非訪れて頂きたい場所です。

入口の様子。
安藤忠雄氏の代表作「光の教会」の模型の展示。模型の外からスマホのライトをかざすと十字架が現れます。

絶対食べてほしい!naoshima gelato

ナチュラルアイスを提供する「naoshima gelato」。お店の前にはテントとベンチがあるので
船やバスの待ち時間に立ち寄るのもオススメです。

ジェラートは1種類でも2種類でも500円と良心的な価格。常時6種類ほど用意されているそうです。
フレッシュミルクとココナッツミルクをチョイス。特にココナッツミルクが絶品で、お代わりしようかと思うほどでした…!

最後に

上記で紹介した以外にも、直島には素敵な美術館や飲食店、温泉施設等がたくさんあります。瀬戸内の島に行ってみたいけど行ったことがないという方に、今回の記事が少しでも役に立てば幸いです☺

直島の玄関口である宮浦港にある『赤かぼちゃ』

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さや(東京) サヤ

オレペエディター

香川出身、東京在住の会社員。食へのこだわりが強い夫婦で二人暮らし。作るのも食べに行くのも大好き。趣味は茶道、合唱、美術鑑賞、旅行。隙間時間があれば食に関する調べ物をしてしまう、食に取り憑かれし存在。

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