
【ボリビアでインフェクション】郷に入っては郷に従え、だがしかし、生肉は喰うべからず②

郷に入って郷に従った結果…
ペルー入りして3日目の夜
生焼けのアンティクーチョを食べた私たち…。

郷に入っては郷に従え、が私たちの旅のモットーですが
果たしてそれは正しかったのでしょうか?
生焼けのまま心臓を食べた3日後、悲劇が始まります。
最初の犠牲者は池ちゃん(管理栄養士の友人)でした。
マチュピチュから下山しホテルに戻るバスの中、なにやら様子がおかしいのです。
前かがみになり、お腹を抱え、冷や汗を浮かべています。
「お腹痛い…」
いっちばんあかんやつですね。
バスは目的地 to 目的地の長距離移動バス。
トイレ休憩なんてシステムありません。
何時にホテルにつくかもわからない。
私は、もしものことがあったら受け止める覚悟をし、ビニール袋と自分の上着を準備。
池ちゃんに「あともう少しだよ」「がんばれ」「鼻歌歌おう!」と励ましつづけました。
めちゃくちゃがんばった池ちゃんは、やらかすことなくホテルに到着。
チェックインの前にトイレに飛びこみ、事なきを得ます。
その晩中、池ちゃんは辛そうでしたが
私は全然大丈夫だったので食中毒なんてまったく疑っていなかったのです。

ボリビア観光、一切できず
…次の悲劇は、ボリビアに降り立ち、ガイドさんの車に乗り込んだ時、私の身に起こりました。
いざボリビア市内観光!*というときに急激かつベリーハードな腹痛が襲ってきたのです。
「これは今すぐ下すやつ」という我慢できないほどの便意と腹痛。
*ボリビア市内は貧富の差が大きくとても治安が悪いので、ボリビア人のガイドさんを専属でつけました。
しかし、私はイケメンガイドの運転する車の中です。
向かうは観光先、ボリビアの街並みを一望できる小高い丘。
すっかり回復した池ちゃんが周りの景色に感動し、イケメンと楽しそうに会話する横で顔面蒼白の私。

イケメンが私の冷や汗と鬼気迫る表情からピンチを感じ取ったのか、ツアープランを変更し
私だけ一足先に、泊まる予定のホテルへ連れて行ってくれました。
この時の私は、トイレに座ることしか考えられないくらい追い詰められた状態で
ホテルに着いた途端、フロント横のトイレに駆け込みました。
座った瞬間に滝。
何度も海外旅行中に食あたりになったし、日本でもノロウイルスをはじめ感染性の胃腸炎を経験していますが
このときほど猛烈な腹痛と下痢に襲われたことはなかったです。
ガイドさんのナイス判断によりなんとか事なきを得て、ホテルの部屋で休憩。
池ちゃんとイケメンがボリビア観光を続けるなか
私は部屋のトイレとベッドを10往復くらいしていました。
バストイレ一体型のホテルって、そういうことよね
池ちゃんが帰宅し、お風呂(バストイレ一体型)に入っているとき私に第二の悲劇が起きました。
「あかん…下痢する…」
池ちゃんの入っているお風呂のドアをドンドンノックし
「池ちゃんヘルプ!あかん漏れる!!待てない!!開けて!!」とトイレに飛び込み
池ちゃんの隣でやらかしました。
普通なら「ああもうお嫁に行けない」と自分の人生を恥じるところでしょうが、半端じゃない腹痛および自分がもう既婚なことを良いことに
便座に座ったまま池ちゃんと会話してました。
「池ちゃん、これ、あかんやつかも」



私はウユニ塩湖になにをしにきたのだろうか…
次の日ボリビアの空港を立ちウユニへ。
ウユニの空港に降り立ったとき、前夜の予想が確信に変わるハイパー腹痛と水様便に襲われました。
そしてまたもや空港の待合室とトイレを6往復(これがもうね、悲しいトイレなのです。ウユニはまだそんなに発展していないので、空港のトイレといえどもあまり入りたくないレベルでした)。
少ししてまた腸の中を出し切り「よし、今度こそ治った!車移動の前に治ってよかった!」と池ちゃんに報告し、ウユニのガイドさんを待ちました。
体の芯からポカポカしてきて、元気が出てきて
「治ってよかったー!なんか元気出てきたわ!」とシェルとフリースを脱ぎ捨て、半袖になる私。
なお、池ちゃんはじめ周りの観光客はみんなダウンやフリース、ニット帽、ブーツ。
今思えばどう考えても何かに感染して発熱しているのですが
楽観的×2の池ちゃんと私はゲラゲラ笑いながら
「半袖ウケる!!未央だけなんだけど!!」
「いや暑いじゃん!みんな脱いでこ?!本気出してこ?!」と写真を撮りまくっていました。
いやほんとアホですね。笑
無事現地ガイドさんに拾われ、ウユニ塩湖へ向かいます。


ウユニの街でガイドさんの彼氏と合流し(南米のガイドさんほんとみんな自由。仕事中にデートて。笑)街を探索後お昼ごはん。
さすがに慎重になった私は胃に優しそうなスープと鶏の照り焼きを食べ、車に乗り込みました。



向かうはウユニ塩湖、周りにはアルパカの大群。
壮大な自然を目の前に私に第三の悲劇が訪れます。



To be continued…