
懐かしさとおいしさが詰まった季節の手仕事~おばあちゃん直伝の“甘酢梅”と、とっておきの鶏ハムレシピ~【季節の手仕事】

懐かしさとおいしさが詰まった季節の手仕事
おばあちゃん直伝の「甘酢梅」と、とっておきの鶏ハムレシピ💓
6月になると、梅の香りがスーパーにも漂い始めますよね。
梅雨のじめじめも、梅の季節と思えばちょっぴり楽しみに感じられたりして…。
今回は、私がずっと受け継いできた“大好きな梅仕事”をご紹介します。
テーマは「甘酢梅」
昔ながらのやさしい甘さとキリッとした酸味がクセになる、梅レシピの中でも特にお気に入りのひとつです。



おばあちゃんの知恵が光る!
季節の手仕事「甘酢梅」
この時期だけのごほうび、「梅仕事」。
その中でもちょっと珍しいのが、おばあちゃん直伝の「甘酢梅」レシピです。
ぱりっとした梅の実に、やさしい甘さとほどよい酸味。子どものころ、台所に広がったあの香りを思い出す方も多いのではないでしょうか。
▶ 材料(4Lのびん1つ分)
- 青梅 2kg
- きび砂糖(花見糖使用) 1.5kg
- 純米酢 1/2カップ(100g)



▶ 作り方
- 青梅はやさしく洗い、水けをしっかりふき取り、ざるに広げて乾かす。
- 竹串やようじでへた(なり口)をとる。
- 保存びんは熱湯消毒して乾かし、焼酎をしみ込ませた布で内側をふく。
- 梅割り器などで割れ目を入れ、ペティナイフで種を取り出す。
- 保存容器に梅と砂糖を交互に入れ、酢を回しかけ、最後に砂糖で表面を覆う。
- 冷暗所におき、1日1回びんをふってなじませる。
- 水がしっかり上がり、えぐみが消えたら完成(通常2〜3週間)。





★ POINT
- 梅は大粒で硬く、傷のないものを選ぶ
- 水けは厳禁!前日に洗ってしっかりふいてから干す
- 割って漬けるから味しみ抜群◎ 早く漬かるからカリカリで食べられる
- カリカリの甘酸っぱい梅の実が楽しめる
- シロップは鍋で煮てあくをとり、殺菌後冷蔵保存で1年ほど保存可能
- きび砂糖の30%を氷砂糖に置き換えると、コクもありつつスッキリした味に
梅シロップで作るやわらか鶏ハム
甘酢梅の副産物「梅シロップ」。そのままドリンクにしてもおいしいですが、じつは料理にも大活躍。
クエン酸&糖のダブル効果で、鶏むね肉が驚くほどしっとりやわらかに仕上がります。
▶ 材料
- 鶏むね肉 小1枚(250g)
- 梅シロップ 小さじ1/2(3g)
- 塩 小さじ1/2(2.5g)
▶ 作り方
- 鶏むね肉は皮をはずして観音開きにし、梅シロップと塩をもみ込む。
- ラップを広げて1をのせ、棒状に巻いてキャンディのように両端をひねる。
- さらにもう一重ラップで包み、冷蔵室で半日以上寝かせる。
- 厚手の鍋に湯を沸かし、3を入れて火を止めてふたをし、そのまま冷めるまでおく。
- 湯温が完全に下がったら取り出し、好みの厚さにスライスする。
★ POINT
- 梅のクエン酸+糖でむね肉が驚きのしっとり感に!
- 冷蔵で2〜3日寝かせてからゆでると、さらに味しみUP
- 冬場や冷めやすい鍋の場合は、弱火で5〜8分加熱してから火を止めると◎
- 冷蔵保存で3〜4日。スライスしてサラダやおつまみにも♪
- おすすめトッピング:大葉+キャロットラペ、なすみそ、梅マヨなど



季節の手仕事は、時間が経つほど味になる。
梅の香りに包まれながら、自分だけの「とっておき」を仕込んでみませんか?
みなさまの毎日の食卓が、より豊かに健康になることを祈ってます…✨
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!











